--------------------------------------------------------------------------------- ヒーローズオブダークネス(HoD)【種族】    ☆:ケモノコビット --------------------------------------------------------------------------------- ・ケモノコビット【人間型】【善の種族】  獣小人とも呼ばれる。体内に「獣血」と呼ばれる、獣の血を取り入れる行為がコビット(小人)種族の間で流行している。〈ケモノコビット〉はこの「獣血」を特にふんだんに取り入れた種族で、見た目がなんらかの獣に似ていることが多い。  コビットは享楽的な刺激を求める種族で、今が楽しいことを至上とする。その一方で愛情深く、仲間を大切にする親切心と優しさを持ち合わせている。協調性があり、冒険心に富んだ面も持ち合わせている。宴のような楽しい場面では騒ぎすぎてしまうこともあるが、総じて心を豊かにしてくれる存在である。   初期能力値と成長限界(10-15レベル) 技量点:0(最大+2) 生命点:4(最大+2) 器用点:2(最大+4) 従者点:7(最大+2)   初期能力値と成長限界(16-24レベル) 技量点:0(最大+2) 生命点:4(最大+4) 器用点:2(最大+6) 従者点:7(最大+5)   初期能力値と成長限界(25-33レベル) 技量点:0(最大+2) 生命点:4(最大+4) 器用点:2(最大+8) 第2副能力値:0(最大+10) 従者点:7(最大+8) 特殊技能(初級):【察知】【獣血】【宝物の獲得】【薬物効果過剰】 特殊技能(中級):【魅力発散】【姿隠し】【凶暴化】【再生】 このクリーチャーは【人間型】【善の種族】に属する。 このクリーチャーの素手による攻撃は【斬撃】の特性を持ち、攻撃修正はない。   初期装備  金貨10枚。弓矢またはスリング。軽い武器。革鎧。ランタン。食料2食分。   装備欄  このクリーチャーは生命点の最大値と同じ数までの装備品欄を持つ。  このクリーチャーは「手1」「手2」「鎧」の装備欄を持つ。   故郷:装備品の購入  ケモノコビットたちは基本ルールに登場する装備品の他に、薬物を購入することができる。主人公はこれを、自分の故郷で冒険の合間に購入することができる。  薬物はかさばらないため、装備品欄を占めない。  薬物は〈できごと〉の合間に使用可能である。戦闘中は使えない。〈できごと〉の合間は、主人公側のキャラクターが〈できごと〉について知る直前までを指す(出目表を振った後で薬物を使うことができる)。  薬物を用いると、書かれている効果と≪依存効果≫を同時に得てしまう。ケモノコビットは【薬物効果過剰】の特殊技能を持っているため、他の主人公よりも薬物の効果が大きい。下記の記述は【ケモノコビット】が薬物を用いた際の効果である。他のキャラクターが用いた際の効果については、【オーク】の項目を参照。 ・【マリア・フアナ】:金貨25枚 ・【狂戦士の粉】:金貨15枚 ・【ダル】:金貨20枚 ・【クカ】:金貨30枚 ------------------------------------------------------------ 【マリア・フアナ】  次の〈できごと〉中に行う【対魔法ロール】に+2の修正が得られる。 ≪依存効果≫  ひとつの作品(d66シナリオなら3回の冒険)で一度も使用していない場合、冒険後にこれを買い求めてしまう。【マリア・フアナ】を購入できる金貨(または、それだけの金銭的な価値を持つ装備品)があり、買える場所にいて、1個も持っていない場合、これを1個購入してしまう。  あなたの意思に関わらず、次の冒険開始直後にこれを1個使用する。最初の〈できごと〉のあいだ、【マリア・フアナ】の効果を得る。 ------------------------------------------------------------ 【狂戦士の粉】  戦闘の各ラウンドでの最初とその次の【攻撃ロール】において成功した場合、それをクリティカルとして扱うことができる。ただし、接近戦における攻撃にかぎる。たとえば、第1ラウンドの【攻撃ロール】に成功してクリティカルとなった場合、【連続攻撃】をしてその【攻撃ロール】にも成功した場合、それもクリティカルとなる。  戦闘が終了した後、使用者は生命点を1点減らさなければならない。 ≪依存効果≫  「反応表」を確認して戦闘にならなかったとき、もう一度「反応表」を振る。【ワイロ】を支払った後に【ワイロ】が出た場合、2回払う必要はない(【友好的】として扱う)。 ------------------------------------------------------------ 【ダル】  【毒】と【麻痺】の状態異常から完全に回復することができる(【石化】と【死亡】の状態を回復させることはできない)。 ≪依存効果≫  無気力になるため、肉体を使う行動に支障が出る。これを使用した次の〈できごと〉が終わるまで、【筋力ロール】【器用ロール】【防御ロール】に-2の修正を受ける。 ------------------------------------------------------------ 【クカ】  集中力が増すため、次の〈できごと〉で行う【魔術ロール】【幸運ロール】すべてに対して、判定に+2の修正を得る。 ≪依存効果≫  集中力が散漫になるため、この冒険が終わるまで【魔術ロール】【幸運ロール】に-2の修正を受ける。このペナルティは『クカ』を服用している間は消失する。 ------------------------------------------------------------   故郷:従者  このキャラクターは基本ルールにある従者を連れていくことができる。 ■初級の特殊技能 【察知】 〈出目表〉を振った後で、もしもその結果が気に入らないものであった場合、【器用ロール】を行うことができる(目標値:4)。 成功した場合、次の部屋(区域)には入らずにサイコロを振り直す。 その出目は登場していない扱いになる。 この特殊技能を行使した場合、器用点を1点消費する。 【獣血】 生命力を燃やして、肉体的な【判定ロール】に挑戦する。 この特殊技能は【筋力ロール】【器用ロール】いずれかを行う直前に使うことができ、その判定の基準値に【生命点】を用いる。 この技能を使うと【生命点】を1点消費する。 ※この特殊技能を【攻撃ロール】時に行使することはできない。 【宝物の獲得】  〈宝物表〉を振るとき、その出目に1を足すことができる(最大1回)。  この技能はサイコロを振る前でも、振った後でも使うことができる。  この技能を使うと器用点を1点消費する。 【薬物効果過剰】 薬物の効果が大きくなる。このキャラクターが薬物を摂取するとき、下記のとおりの効果となる。 この特殊技能は副能力値を消費しない。 ■中級の特殊技能 【姿隠し】 忍び歩きや物陰を使った移動などにより、自身の気配を隠す。 次に行う【判定ロール】に+1の修正を得る。 これは戦闘中でなければいつでも行える。戦闘時には、このキャラクターが戦闘中に初めて行う【判定ロール】時に対してのみ使うことができる。 この特殊技能は行動を消費しない。 この特殊技能の効果は累積しない。 この技能を使うと【器用点】を1点消費する。 【魅力発散】  【交渉】を行う際の【判定ロール】に失敗した際に行使できる。  【判定ロール】の結果を振り直すことができる。  この特殊技能はひとつの【判定ロール】に対して1回だけ行使することができる。  この技能を使うと【器用点】を1点消費する。 【凶暴化】 獣のように本能をむき出しにして戦う。 手以外の部位を使っての攻撃によって(かみつきや蹴りなど)、追加で最大2回の【攻撃ロール】を行うことができる。この攻撃には-2の修正が与えられる(武器を使わない攻撃なため)。【凶暴化】の特殊技能は、各ラウンドにつき、1回だけ使うことができる。 この技能を使うと【器用点】を1点消費する。 【再生】  【防御ロール】にクリティカルで成功するたびに、生命点を1点回復する。  この特殊技能は副能力値を消費しない。