--------------------------------------------------------------------------------- ヒーローズオブダークネス(HoD)【種族】    ☆:半巨人 --------------------------------------------------------------------------------- ・半巨人【人間型】【少数種族】  〈人間〉よりも大きく、〈巨人〉よりも小さいサイズをした種族。その多くは龍が建設したと言われる、城塞都市ドラッツェンに住む。  〈半巨人〉と〈巨人〉の最大の違いは、〈人間〉やそれに似た種族を食べるかどうかである。ドラッツェンにおいて〈半巨人〉は、〈人間〉をはじめとする市民を守護する優秀な戦士であり、尊敬を受けている。【戦士】(基本ルールにおいて【筋力点】を副能力値とする【職業】)と同等の訓練を受けており、共通する特殊技能を持つ。   初期能力値と成長限界(10-15レベル) 技量点:0(最大+1) 生命点:5(最大+5) 筋力点:3(最大+5) 従者点:6(最大+3)   初期能力値と成長限界(16-24レベル) 技量点:0(最大+1) 生命点:5(最大+7) 筋力点:3(最大+7) 従者点:6(最大+5)   初期能力値と成長限界(25-33レベル) 技量点:0(最大+2) 生命点:5(最大+6) 筋力点:3(最大+7) 第2副能力値:0(最大+10) 従者点:6(最大+6) 特殊技能(初級):【全力攻撃】【大きな手】【重い一撃】【龍の街の守護者】 特殊技能(中級):【全力防御】【盾押し】【受け流し】【押しつぶし】【掴み取り】 このキャラクターは【人間型】【少数種族】に属する。 このキャラクターの素手による攻撃は【打撃】の特性を持ち、攻撃修正はない。   初期装備  金貨10枚。両手武器(※)と丸盾、または両手武器(半巨人用)。板金鎧。 ※……【攻撃ロール】に+1の修正がつく、基本ルールにある両手武器。   装備欄  このキャラクターは生命点の最大値と同じ数までの装備品欄を持つ。  このキャラクターは「手1」「手2」「鎧」の装備欄を持つ。   故郷:装備品の購入  このキャラクターの故郷では、種族固有の装備品として次のものが売られている。  ・半巨人用の両手武器 金貨25枚 半巨人用の両手武器は【攻撃ロール】に+2の修正を与える(攻撃力+2)。 ただし、この武器を扱うには【大きな手】の特殊技能を取得していることに加えて、両手を必要とする(『盾』や『ランタン』を持つ事はできない)。 購入した場合、武器の特性は【打撃】と【斬撃】のいずれかを選択する。   故郷:従者  このキャラクターは基本ルールにある従者を購入することができる。 ■初級の特殊技能 【全力攻撃】  接近戦武器による【攻撃ロール】を行うさい、筋力点を使って行うことができる。  この特殊技能を行使した場合、筋力点を1点消費する。 【大きな手】  このキャラクターは「両手武器」を片手で扱うことができる(「半巨人用の両手武器」を除く)。ただし、両手用の飛び道具は両手でなければ扱えない(「弓矢」など)。  このキャラクターは「軽い武器」を扱うことができない。  この特殊技能は常に発揮され、副能力値を消費しない。 【重い一撃】  このキャラクターが接近戦の【攻撃ロール】を行う際、サイコロを振る前に行使できる。次の【攻撃ロール】に成功した場合、対象に与える生命点へのダメージが1点増加する。  この特殊技能を行使した場合、筋力点を1点消費する。 【龍の街の守護者】  【防御ロール】に失敗した最大2体のキャラクターがいるとき、筋力点を基準に【防御ロール】を1回行う(目標値は攻撃を行なった敵クリーチャーのレベルに等しい)。成功した場合、対象はダメージを受けない(主人公も受けない)。失敗した場合、対象がダメージを受けるのを止めることができない。  この特殊技能は1ラウンドに1回だけ行うことができる。  この特殊技能を行使した場合、筋力点を2点消費する。 ■中級の特殊技能 【全力防御】  【防御ロール】を行うさい、筋力点を使って行うことができる。  この特殊技能を行使した場合、筋力点を1点消費する。 【盾押し】  【防御ロール】をクリティカルで成功したときに、攻撃者に対して使うことができる。  盾で押すことで、対象のバランスを崩す。  対象は、次のラウンドの攻撃数がひとつ減少する。  この特殊技能を使うには、盾を装備していなければならない。  この技能は副能力値を消費しない。 【受け流し】  【防御ロール】をクリティカルで成功したときに、攻撃者に対して使うことができる。  敵の攻撃番だが【攻撃ロール】を行うことができる。  この特殊技能を使うには、両手武器を装備していなければならない。  この技能は副能力値を消費しない。 【押しつぶし】  筋力点を基準にして【攻撃ロール】を行う(目標値はクリーチャーのレベルに等しい)。  対象が〈弱いクリーチャー〉の場合、目標値の2倍の達成値を出した場合には2体、3倍の場合には3体……というように、倍数と同じ数の対象の生命点に1点のダメージを与える。たとえば、レベル3の敵に対して達成値が10だった場合、3体のクリーチャーの生命点に1点ずつダメージを与える。  この攻撃がクリティカルした場合、【連続攻撃】は起こらず、代わりに出目を振り足す。たとえば、筋力点4の主人公が出目6でクリティカルした場合、もう一度サイコロを振る。出た目が5であればこれを足して、達成値は15となる。振り足しはクリティカルするたびに何度でも行う。  対象が〈強いクリーチャー〉の場合にも行使することができるが、この特殊技能は同じ対象に2回以上のダメージを与えることはできない点に注意すること。  この特殊技能を行使した場合、筋力点を2点消費する。 【掴み取り】  〈弱いクリーチャー〉に対して行使することができる。ロープ1本が必要。  このキャラクターが素手による【攻撃ロール】を行い、成功したときに行使できる。行使すると対象を手中に捕まえることができ、ロープを用いて【捕虜】にすることができる。  この特殊技能を行使した場合、筋力点を1点消費する。