--------------------------------------------------------------------------------- ヒーローズオブダークネス(HoD)【種族】    ☆:吸血鬼 --------------------------------------------------------------------------------- ・吸血鬼【人間型】【アンデッド】  知性ある【アンデッド】であり、吸血によって存在を維持します。  このクリーチャーには【血液点】と呼ばれる、強力な副能力値が存在します。   吸血鬼(初期経験点10点) 技量点:0(最大+0) 生命点:5(最大+7) 血液点:3(最大+7) 従者点:6(最大+3) 特殊技能(初級):【吸血】【不死の王】【怪力】【狼変化】【眷属作成】 特殊技能(中級):【毒牙】【魅了】【霧化】【再生】【使い魔】 このクリーチャーは【アンデッド】【人間型】に属する。 このクリーチャーは食料を消費することができない。 このクリーチャーの素手による攻撃は【打撃】の特性を持ち、攻撃修正は-2である。 このクリーチャーは光源を必要としない〈できごと〉に遭遇するたびに、生命点に1点のダメージを受ける。ただし、太陽光による光源が存在しないことが明確である場合には、このダメージはない(GMの判断による)。   初期装備  金貨10枚。両手武器、または片手武器と丸盾。   装備欄  このキャラクターは生命点の最大値と同じ数までの装備品欄を持つ。  装備欄は「手1」「手2」。   装備品の購入  このキャラクターに種族固有の装備品はない。   従者  このキャラクターは【悪の種族】の従者を購入することができる。 ■初級の特殊技能 【吸血】 【アンデッド】【ゴーレム】【植物】【兵器】【建造物】のいずれかのタグを持たないクリーチャー1体に向けて、接触による接近戦攻撃を行う。 この攻撃は【斬撃】の特性を持ち、-2の修正を受ける。 【攻撃ロール】に成功すると、対象の生命点に1点のダメージを与える。 この特殊技能に成功した場合、【血液点】を1点得る。 この特殊技能は【副能力値】を消費しない。 【不死の王】 【魔術ロール】【幸運ロール】【筋力ロール】【器用ロール】を【血液点】を基準に行う。 この特殊技能を使うと【血液点】を1点消費する。 【怪力】 このラウンドの間、【攻撃ロール】に+1の修正を得る。 さらに、このラウンド中に【攻撃ロール】を行うたびに、攻撃力に+1の修正を得る。 (1回目の【攻撃ロール】は+1、2回目は+2、3回目は+3……。) この特殊技能は行動を消費しない。 この特殊技能を使うと【血液点】を1点消費する。 【狼変化】 〈できごと〉が終わるまで、この主人公を狼に変える。 【動物】のタグを与え、素手による攻撃に【斬撃】の攻撃特性を与え、攻撃修正を0にする。 このクリーチャーの攻撃数は2である。 変身している間、「手1」「手2」などの装備欄にあるもの(武器や盾など)を使うことはできない。 この特殊技能を使うと【血液点】を1点消費する。 【眷属作成】 この特殊技能は従者点が最大値(最大従者点)に達しているときには使うことができない。 従者や敵など、破壊された〈弱いクリーチャー〉がいるとき、足もとにそのクリーチャーの遺体が転がっていると想定する。この遺体1体を対象に【アンデッド】の属性を持つ「戦う従者」を作成する。これを吸血鬼の「眷属」と呼ぶ。 遺体が味方の従者だった場合、技量点を1点下げた値を、新たな従者の技量点とする。遺体が敵の〈弱いクリーチャー〉だった場合、レベルから4を引いた値を技量点として算出する。 この数字に対応して、作られる従者は次のとおりとなる。これらは〈弱いクリーチャー〉で、生命点1である。 技量点がマイナスなら〈ゾンビ・ファイター〉。ただし、技量点は0として扱う。 技量点0なら〈スケルトン・ウォリアー〉。 技量点1なら〈アシッド・グール〉。 技量点2なら〈ホーント〉。 技量点3以上なら〈ワイルド・レイス〉。 いずれの場合でも、クリーチャーが持っていた特殊な能力はすべて失われる。 【アンデッド】【ゴーレム】【植物】【兵器】【建造物】のいずれかのタグを持つ対象には、効果がない。 この呪文を行使した場合、遺体に他の用途(食料にするなど)があったとしても、それに使うことができない。 この特殊技能を使うと【血液点】を1点消費する。   〈ゾンビ・ファイター〉  このクリーチャーは【アンデッド】である。  このクリーチャーは【打撃】の攻撃特性を持つ。  【炎】の特性を持った攻撃をされた場合、このクリーチャーは防御などの【判定ロール】に-1の修正を受けてしまう。  このクリーチャーが倒されたとき、【幸運ロール】を行なってもいい(目標値:10)。成功した場合、このクリーチャーは信じられないタフさを発揮して生き残る。   〈スケルトン・ウォリアー〉  このクリーチャーは【アンデッド】である。  このクリーチャーは【斬撃】の攻撃特性を持つ。  このクリーチャーは【斬撃】による攻撃に対して【防御ロール】に+1の修正を得る。   〈アシッド・グール〉  このクリーチャーは【アンデッド】である。  このクリーチャーは【斬撃】の攻撃特性を持つ。  【炎】の特性を持った攻撃をされた場合、このクリーチャーは防御などの【判定ロール】に-1の修正を受けてしまう。  対象への【攻撃ロール】でクリティカルが発生したとき、【連続攻撃】として【酸】による攻撃を選んでもいい。この攻撃が生命点に与えるダメージは通常よりも1点多い。  〈ホーント〉  このクリーチャーは【アンデッド】である。  このクリーチャーは下記以外の攻撃手段をもたない。  このクリーチャーは第0ラウンドに恐ろしい叫び声をあげる。敵である各クリーチャーに対して【幸運ロール】を行い、成功した対象に【呪い】の状態を与える(目標値はクリーチャーのレベルに等しい)。【呪い】になった対象に対する【攻撃ロール】には+1の修正を得る。この効果は重複しない。   〈ワイルド・レイス〉  このクリーチャーは【アンデッド】である。  このクリーチャーは呪文以外の攻撃手段を持たない。  このクリーチャーは技量点に等しい魔術点を有している。  このクリーチャーは【氷槍】の呪文を行使することができる。呪文の使い方については、基本ルールを参照。 {斜体}  ぐったりとしたゼリー状のクリーチャーの死体が、目の前に転がっている。肉体の大半が水でできた〈キューブ〉である。【眷属化】の呪文を唱えるとその姿が暗く、見えづらくなる。呪文に反応して、姿形が変わっていく。ビチビチと音を立てて圧縮され、同時に{圏点:小さい黒丸}暗さ{/圏点}が最高潮に達する。闇に包まれてその姿が見えなくなる。  剣と盾を持ち、金属の兜を被ったがい骨の戦士が、濡れた床に立っている。〈スケルトン・ウォリアー〉だ。 {/斜体} ■中級の特殊技能 【毒牙】 【アンデッド】【ゴーレム】【植物】【兵器】【建造物】のいずれかのタグを持たないクリーチャー1体に向けて、接触による接近戦攻撃を行う。 この攻撃は【斬撃】の特性を持ち、-2の修正を受ける。 【攻撃ロール】に成功すると、対象の生命点に1点のダメージを与える。 これによって対象が死亡した場合、対象は吸血鬼の「眷属」となる(【眷属作成】参照)。 この特殊技能を使うと【血液点】を1点消費する。 【魅了】 【魅了】は第0ラウンドにのみ行使することができる。対象1体に対して行い、対象のレベルで【魔術ロール】を行う。成功すれば対象は第1ラウンドの終わりまで【魅了】状態になる。 敵が1体の場合、【魅了】されたクリーチャーは攻撃をしない。 敵が複数の場合、【魅了】されたクリーチャーを味方として扱う。攻撃や防御などの【判定ロール】を行う場合、クリーチャーの技量点を「レベル-4」として扱う。 【アンデッド】【ゴーレム】【植物】【兵器】【建造物】のいずれかのタグを持つ対象には、効果がない。 この特殊技能を使うと【血液点】を1点消費する。 【霧化】 開錠に【判定ロール】が必要な扉があるとき、自動的に成功する。 戦闘中に行使すると、主人公は敵の接近攻撃の対象にならない。 変身している間、「手1」「手2」などの装備欄にあるもの(武器や盾など)を使うことはできない。 この特殊技能は行動を消費しない。 この特殊技能は1回の【判定ロール】の間、あるいは戦闘ラウンドが終わるまで効果を発揮する。 この特殊技能を使うと【血液点】を1点消費する。 【再生】 【防御ロール】にクリティカルで成功するたびに、生命点を1点回復する。 この特殊技能は【副能力値】を消費しない。 【使い魔】 従者として〈使い魔〉を召喚する(戦う従者、技量点0、体力点1)。 この従者は【動物】である。 この従者は【斬撃】の攻撃特性を持つ。 何度でも召喚できるが、パーティ内にとどめておける数は最大1体である。 この従者は〈できごと〉の合間に呼び出すことができる。 この特殊技能を使うと【血液点】を1点消費する。