ポーチ・フェアリー †
出現数:1d3 | レベル:4 | 宝物:(後述) |
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反応表 |
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常に【中立】 |
これは【神霊】に属するクリーチャーである。
このクリーチャーは数が半分以下になっても【逃走】しない。
キャラクターは【防御ロール】に失敗すると、装備品をひとつ盗んで【逃走】される。
装備品を持たないキャラクターは、【打撃】による1点のダメージを生命点に受ける。
ポーチ・フェアリーは物理的な攻撃や魔法によって命を落とさず、代わりに【逃走】する。
そのさい、1体につきひとつずつ、背中にかついだ袋に入っているものを落とす。
プレイヤーはそのたびに1d6を振る。
- 出目が1か2の場合:『手がかり』をひとつ落とす
- 出目が3か4の場合:食料をひとつ落とす
- 出目が5か6の場合:宝物をひとつ落とす(宝物表を1回振る)
ポーチ・フェアリーは「はざ間」と呼ばれる特殊な空間(ふとした拍子に人々が落としていったものが貯まっている)から物を取り寄せる力を持っているため、遠い日の特別な失くしもの(若い日の情熱や、幼い頃に大事にしていたぬいぐるみのような)などを回収してくれることがある。
ポーチ・フェアリーは全滅時に宝物を残さない。
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ポーチ・フェアリーはずた袋をかついだ、さまざまな色の服を着た小さな妖精である。
身長は人間の5分の1にも満たない。
色んなところから人のものを盗む妖精で、おどかすと盗んだものを落とす。
すぐに回収して逃げてしまうのがくせ者だが、落とした一瞬に奪うチャンスがある。
ポーチ・フェアリーは世界に存在する「はざ間」に潜り込むことができると言われている。
すき間には誰かが忘れた道具だけでなく、約束や記憶、感情のようなものが落ちていることもある。
ポーチ・フェアリーはときとして、形にならないそのようなものもすき間の外に持ち出す。
忘れられた過去の遺物がひょっこりと顔を出すとき、思わぬ波乱が起こることもある。
ポーチ・フェアリーはそれを見て高笑いする性悪な妖精だが、彼らのほうから袋の中身を人間に進んで提供することはない。
あくまで人間やドワーフやエルフたち知的種族が、失われたものを取り戻そうとしてポーチ・フェアリーを驚かすのである。
ポーチ・フェアリーはこの世とあの世のはざ間にいる存在なため、攻撃を含んだ物理的な干渉を行うことはできない。
殴られればものを落とし、もとの世界へと逃げていく。
【神霊】
クリーチャー