からくりや魔術といった【魔術点】をベースとした能力に関連が深いクリーチャーです。
主人公になるには「ボルドンドの仮面」と呼ばれる、主人公になるための仮面を被らなければなりません。
ゴブリンは〈弱いクリーチャー〉ですから、冒険中にしばしば死亡します。
主人公が死亡した場合、従者に「ゴブリン」いるのであれば、仮面を被らせることで新たな主人公にすることができます。
経験値を含むすべての状況を引き継ぎます。
ゴブリン; | |||
技量点:0(最大+1) | 生命点:1(最大+0) | 魔術点:0(最大+6) | 従者点:8(最大+5) |
このクリーチャーは【人間型】【悪の種族】に属する。
このクリーチャーの素手による攻撃は【斬撃】の特性を持ち、攻撃修正-2である。
このキャラクターは生命点の最大値と同じ数までの装備品欄を持つ。
装備欄は「手1」「手2」。
この主人公は基本ルールで装備品を購入することができる(従者を除く)。
前部座席(2席) | 【攻撃ロール】【器用ロール】 |
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後部座席(2席) | 【防御ロール】【筋力ロール】【生命ロール】 |
命令席(1席) | 【魔術ロール】【幸運ロール】【対魔法ロール】 |
ゴブリン種族はゴブリンを連れていくことができます。
【悪の従者】を連れていくことも可能。具体的には、次のとおり。
◇ゴブリンの一般兵(技量点0、生命点1、戦う従者)
◇ゴブリンの突撃兵(技量点0、生命点1、戦う従者)
◇ゴブリンの弓兵(技量点0点、生命点1点)
◇ゴブリンの剣士(技量点1点、生命点1点)
◇ゴブリンの魔術師(技量点0点、生命点1点、魔術点1点)
このクリーチャーは【人間型】【悪の種族】である。 戦闘に参加する「戦う従者」。 魔術を扱い、その技量点は0点、魔術点1点。 戦闘には軽い武器を使うため、【攻撃ロール】に-1の修正を受ける。 購入した場合、魔術師(の武器)の特性は【打撃】と【斬撃】のいずれかを選択する。 魔術師が従者としている場合、基礎的な魔術を覚えることができる。覚えておける魔術の種類は1種類だけで、初級の魔術から呪文を選ぶ。魔術師の従者はそれぞれ1点の魔術点を持つため、魔術点の最大値は魔術師の人数と同数。 たとえば、魔術師が5人いるときには最大魔術点は5点。 魔術師の人数が減ると、魔術点の最大値も減少する。 そのため、魔術師の人数が魔術点の現在値を下まわった場合、現在値は人数と同じ値になる。 たとえば、魔術師が5人いて、魔術点の現在値が4であるとする。このときに魔術師が2人死亡すると、魔術点の最大値と現在値は3点になる。
◇ゴブリンのランタン持ち(技量点0点、生命点1点)
このクリーチャーは【人間型】【悪の種族】である。 ランタン持ちがいると周囲が明るくなり、主人公が『ランタン』を持っているのと同様の効果を得ることができる(主人公の片手がランタンで塞がるのを避けることができる。)。 戦闘に参加することはできない。
◇ゴブリンの荷物持ち(技量点0点、生命点1点)
このクリーチャーは【人間型】【悪の種族】である。 装備品を3個まで持たせることができる。 戦闘に参加することはできない。
◇ゴブリンの太刀持ち(技量点0点、生命点1点)
このクリーチャーは【人間型】【悪の種族】である。 1ラウンドを消費せずに、即座に主人公の武器、盾、ランタンといった手に持つものすべてを取り替えることができる。 戦闘に参加することはできない。
◇ゴブリンの斥候(技量点0点、生命点1点)
技量点0点で、主人公とは別に【察知】の【器用ロール】が可能。 ただし、戦闘に参加することはできない。
◇オークの戦士(技量点0、生命点1、戦う従者)
このクリーチャーは【人間型】【悪の種族】である。 オークは粗野で力強いものの、知能では人間に劣る種族である。 オークの戦士は【攻撃ロール】にクリティカルで成功した場合、連続攻撃に必ず成功することができる。その場合、2回目の【攻撃ロール】のサイコロは振らず、自動的に成功する。 〈オークの戦士〉の攻撃は【打撃】または【斬撃】の属性を持つ(冒険開始時に決定する)。
◇闇エルフの弓兵(技量点1、生命点1、戦う従者)
このクリーチャーは【人間型】【悪の種族】である。 闇エルフは第0ラウンドに、弓矢を使った射撃で攻撃を行う。 第1ラウンドには弓矢を接近戦武器に持ち替えるため、【攻撃ロール】を行うことができない。弓矢、接近戦武器のどちらも【斬撃】の特性を持つ。 闇エルフは森などに住むエルフが闇神オスクリードと契約したことで漆黒化した存在か、その子孫である。邪悪な性格をしていることが多いが、理由があって闇神と契約しただけの者も少数ながら存在する。
◇魔犬獣(技量点0、生命点1、戦う従者) このクリーチャーは【悪の種族】【動物】【騎乗生物】である。 知能が高く、独自の文化を持つ種族であるが、見た目は人間と同じぐらいの大きさを持つ犬としか映らない。 〈魔犬獣〉は第0ラウンドに炎による攻撃を行い、第1ラウンドからは【斬撃】の特性を持つ爪で攻撃を行う。 〈魔犬獣〉は【騎乗生物】であるため、最大1体しか従者にすることができない。
{斜線} 憲兵は首をかしげながら、もう一度同じ質問を繰り返した。 「それで……どんな被害に遭ったって言いましたっけ? その……犬に」 「詐欺です。手持ちの金貨を全部やられちまいました」 男はますます激昂してしまう。 「黒くて大きい以外は犬にしか見えないのに、しゃべるから……!」 神を{ルビ:かた}騙{/ルビ}る犬に{ルビ:だま}騙{/ルビ}された男は、大声で自分の恥をまき散らしていた。 {/斜線}
◇トカゲ人の戦士(技量点0、生命点1、戦う従者)
トカゲ人は【人間型】【悪の種族】に属する。 トカゲ人は接近戦において、片手武器による攻撃の後に、尾による攻撃を行う。 そのため、トカゲ人の【攻撃ロール】は1体につき2回行う。 2回目の攻撃は尾によるものであるため、【攻撃ロール】に-1の修正が与えられる。 トカゲ人の攻撃はすべて【打撃】の特性を持つ。
初級の特殊技能 【ボルドンドの仮面】 主人公が死亡した瞬間に行使する。 従者であるゴブリン1体を新たな主人公とする。 すべての能力値は最大値となり、受けている効果(【毒】【呪い】など)は消滅する。 この特殊技能は副能力値を消費しない。
【任命】 ゴブリンの一般兵1体を、次の従者のいずれかにしてしまう(プレイヤーが選択)。
・ゴブリンの突撃兵 ・ゴブリンのランタン持ち ・ゴブリンの荷物持ち ・ゴブリンの太刀持ち
戦闘中以外ならいつでも行使できる。 この特殊技能を行使した場合、魔術点を1点消費する。
【一斉攻撃】 戦闘中、ラウンドの開始時に行う。一斉攻撃を命令する。 この特殊技能を行使すると、戦う従者であるゴブリンは全員攻撃を行い、その【攻撃ロール】に+1の修正を得る。 この【攻撃ロール】に参加したすべての従者は、次に迎える敵のラウンド時に行う【防御ロール】に自動的に失敗する。
この特殊技能を行使すると、魔術点を1点消費する。
{斜線}「倒しちまうんすよ。そうすれば関係ないっす」 ゴブリンはそう言って、汚い歯を見せて笑う。 「おうさまのためっす」 {/斜線}
【神に選ばれし者】 ランダムなトラップが作動した際、対象をゴブリンの中から選ぶことができる(何体でも可能)。
この特殊技能は副能力値を消費しない。
【爆弾製作】 〈できごと〉の合間に「間に合わせのゴブリン爆弾」1個を製作する。 これは使わなかったとしても、冒険終了時に壊れてしまう(冒険記録紙から消すこと)。その点を除き、ゴブリン爆弾と同じ威力と性能を持つ。
ゴブリン爆弾は第0ラウンドに飛び道具として使用する。 【攻撃ロール】に成功した場合、クリティカルでなくてもクリティカルの際と同様に連続攻撃が発生する(ただし、最初の【攻撃ロール】のみ)。 ゴブリン爆弾は消耗品であるため、使ったら冒険記録紙から消す。
この特殊技能を行使すると、魔術点を1点消費する。 ただし、【ゴーレム】【兵器】のいずれかのタグを持つクリーチャーを破壊した直後に行使することで、その「遺体」を消費して製作に利用することができる。その場合、副能力値を消費しない。
{斜線}「爆弾には釘やらネジやら、そういうものをたくさん入れておくんです。そうすると、威力が増し増しになる」 活き活きと輝く瞳で、仮面のゴブリンはそう語った。{/斜線}
中級の特殊技能 【おうさまのために】 ゴブリンの戦う従者である対象1体に、特殊な攻撃命令を下す。 対象となるゴブリンは敵1体に向けて【攻撃ロール】を行う(目標値:敵のレベル)。 成功した場合、従者のゴブリンは敵1体にとりつき、敵のラウンドの終わりまでその敵に対する【攻撃ロール】に+1の修正を与える。 【攻撃ロール】の成否に関わらず、対象となるゴブリンは敵の次の攻撃対象として最優先で選ばれ、必ず【防御ロール】に失敗する。
この特殊技能を行使した場合、魔術点を1点消費する。
【特別訓練】 ゴブリンの一般兵1体を、ゴブリンの戦車兵1体に変更する。 ゴブリンの戦車兵はその名のとおり、ゴブリン戦車の操縦が可能である。
冒険の合間であれば、副能力値を消費せずにこの特殊技能を行使できる。 冒険中の場合、魔術点を1点消費する。
【ゴブリンみな仲間】 〈弱いクリーチャー〉であるゴブリンに有効。 主人公は対象1体に【魔術ロール】を行う(目標値は対象のレベルに等しい)。 成功した場合、対象は倒されたものとして扱う。主人公側がこの戦闘に勝利した場合、この対象は従者になりたいと申し出る。 戦闘中以外にも行使できるが、対象のグループの反応は「敵対的」へと変化し、戦闘がはじまってしまう。その場合、敵側から行動を開始する。 従者希望のゴブリンを受け入れるなら、「ゴブリンの従者」で名前を探し、能力値と特殊能力を確認する。 ゴブリン表に名前がない場合、ゴブリンの一般兵として扱う。
この特殊技能を行使すると、魔術点を1点消費する。
【連携】 同じ名前のゴブリン従者2体が、同じ対象に攻撃を行う際に行使できる。 主人公は攻撃の命令と指示を出して、攻撃がうまくいくように導く。 それぞれのゴブリンの【攻撃ロール】に+1の修正を与える。
この特殊技能を行使すると、魔術点を1点消費する。
【邂逅】 出目表がd66のような、36個以上のランダムイベントで構成されている場合にのみ有効。 同じシナリオ内で、出目表で同じ目を振ったとき、主人公は「ゴブリンの一般兵(技量点0、戦う従者)」1体と遭遇する。反応は【友好的】で、望むなら従者にすることができる。これは〈できごと〉に数えない。
{ルビ:かいこう}邂逅{/ルビ}とは、思いがけない出会いのこと。 この特殊技能は副能力値を消費しない。