末裔【水中】【少数種族】【人間型】

海の底に住む暗い種族の末裔は陰気な性格だが最低限の協調性を持ち合わせている。
【善の種族】に対しては中立の姿勢があり、利己的だが協力して生きていくことができる。
しかし、その根底に愛情のたぐいはない。

末裔は海の底にいる恐ろしい魚人の血を引く、魚人に似た存在である。
冷たい血が流れていて、【善の種族】のような暖かい心を持ち合わせない。
心そのものはあるが、根本的に情の薄い種族である。
生きるために必要なことは無頓着に行うことができるため、善の種族からみると残忍に映ることもある。
冷血ではあるが、凶暴な種族ではない。

【末裔】は魚神ペソンブレを信仰する。


初期能力値と成長限界
10-15レベル16-24レベル25-33レベル
技量点(最大+1)(最大+1)(最大+1)
生命点(最大+2)(最大+4)(最大+6)
幸運点(最大+6)(最大+8)(最大+8)
第2副能力値(最大+8)
従者点(最大+3)(最大+5)(最大+9)


特殊技能(【初級):
【暗きものたち】【魚人召喚】【水場召喚】【深き祭壇】【打突召喚】
特殊技能(中級):
【水中化】【水を得た魚】【主守り】【英雄的気分】【全員突撃】【魚神への捧げもの】

このクリーチャーは【水中】【少数種族】【人間型】に属する。
このクリーチャーの素手による攻撃は【斬撃】の特性を持ち、-2の攻撃修正を持つ。


初期装備



装備欄

故郷

装備品の購入

このクリーチャーに種族固有の装備品はない。


従者

【末裔】はここに登場する従者を購入できる。
基本ルールにある従者を購入することはできない

ここに登場するすべての従者は「暗さ」によるペナルティを受けない。

シーロック(技量点1、生命点1、戦う従者)……金貨15枚
このクリーチャーは【水中】【騎乗生物】のタグを持つ〈弱いクリーチャー〉である。
水中で〈シーロック〉に乗っている場合、水中を移動する場面で【器用ロール】を行うさいには、+2の修正が得られる(〈シーロック〉自身にもボーナスが適用される)。
〈シーロック〉は、水中以外の地形では運用する(乗って移動する)ことができない。
末裔の従者(技量点0、生命点1、戦う従者):金貨1枚
このクリーチャーは【水中】【少数種族】【人間型】のタグを持つ〈弱いクリーチャー〉である。
このクリーチャーの攻撃は【斬撃】の特性を持つ。

ギザギザ魚(技量点0、生命点1、戦う従者):金貨3枚
このクリーチャーは【水中】のタグを持つ〈弱いクリーチャー〉である。
このクリーチャーの攻撃は【斬撃】の特性を持つ。
このクリーチャーが倒されたとき、遺体が発生する。これを持っていくなら、1個につき装備品欄1個を必要とする。
〈ギザギザ魚〉の遺体4個を消費することで、食料1個を食べたものとして扱うことができる(生命点を2点回復する)。

ガツガツ魚(技量点0、生命点1、戦う従者):金貨5枚
このクリーチャーは【水中】のタグを持つ〈弱いクリーチャー〉である。
このクリーチャーの攻撃は【打撃】の特性を持つ。
このクリーチャーが倒されたとき、遺体を消費することで金貨3枚分の価値を持つ宝石1個を獲得することができる。

肉食巻貝(技量点0、生命点1、戦う従者):金貨5枚
このクリーチャーは【水中】のタグを持つ〈弱いクリーチャー〉である。
このクリーチャーの攻撃は【打撃】の特性を持つ。
このクリーチャーに食料1個を与えると、冒険終了まで【防御ロール】に+1のボーナスを得る。
このクリーチャーは小さいので、食料の代わりに〈ギザギザ魚〉や〈ダトツ〉のような「複数あると食料になるもの」を1個与えても、同じ効果(冒険終了まで【防御ロール】+1)が得られる。



特殊技能(初級)

【【暗きものたち】

このクリーチャーのいるパーティは「暗さ」によるペナルティを受けない。

この特殊技能は副能力値を消費しない


【魚人召喚】

この特殊技能は【水場】がある〈できごと〉で行使することができる。
〈末裔の従者〉を1体召喚し、従者とする(詳細はこの【種族】の「故郷:従者」を参照)。

この特殊技能は【水場】ひとつにつき1回まで行使することができる。
この特殊技能を使うと【幸運点】を1点消費する。

「【水場】があれば、仲間を呼べる」
「でも……水たまりですよ?」

【末裔】はそれには答えず、魚神ぺソンブレに祈りを捧げはじめる。
「仲間乞い」のはじまりだ。



【水場召喚】

この特殊技能を行使すると、これから入る〈できごと〉に【水場】がある状態にする。

この特殊技能は〈できごと〉が(出目表などで)確定した後、〈できごと〉に入る直前に行使することができる。

この特殊技能を使うと【幸運点】を1点消費する。

「あれ? こんなところに水たまりなんてあったかな……?」

──魚神ペソンブレに捧げられた農民の最期の言葉。



【深き祭壇】

この特殊技能は冒険開始直後に一度だけ行使することができる。

これから冒険するシナリオの〈出目表〉のどこかに「深き祭壇」を作り出す。
その場所は〈出目表〉を振って決める(たとえば、d66シナリオであればd66を振って決める)。
この主人公は「魚神の祭壇」に出会うとき、【生命点】2点と【幸運点】1点を回復する。

「深き祭壇」はそのシナリオが終わるか、該当する〈できごと〉を訪れるまで存在する。
この特殊技能を使うと【幸運点】を1点消費する。

魚神を祀る祭壇は至るところにある。
だが、それは【末裔】にしか分からず、他の種族にはただの石くれと映るのだ。



【打突召喚】

この特殊技能は第0ラウンドに行使することができる。

1d3体の〈ダトツ〉を召喚する
(技量点0、生命点1の〈弱いクリーチャー〉)で、【水中】のタグを持つ。

このクリーチャーは第0ラウンドのうちに敵に突っ込んでいき、接近戦攻撃を行う。
〈ダトツ〉1体につき1回の【攻撃ロール】を行う(目標値は敵のレベルに等しい)。
このクリーチャーはラウンド終了時に自動的に死亡する。
〈できごと〉の終了時、冒険者たちは〈ダトツ〉の遺体3体を1食分の食料として扱い、獲得することができる。

この特殊技能は行動を消費しない。
この特殊技能を使うと【幸運点】を1点消費する。


特殊技能(中級)

【水中化】

その場を水の中へと変化させる。
【水中】のタグを持たない味方キャラクターは、戦闘が終了するまで【攻撃ロール】と【防御ロール】に-1の修正(金属鎧を身につけていれば【防御ロール】は-2の修正)を受けてしまう。

【水中】のタグを持たない敵キャラクターに対しては、戦闘が終了するまで【攻撃ロール】と【防御ロール】に+1の修正を得る。

この特殊技能は「狭い場所」では1点、「広い場所」では2点の【幸運点】を消費する。
広さが不明である場合、サイコロ1個を振る。出目が1から3の場合にはその場所は狭く、4から6の場合には広いものとして扱う。


【水を得た魚】

【水場】がある場所の〈できごと〉で、この主人公が行う【判定ロール】に+1の修正を得る。

この特殊技能は〈できごと〉のなかで一度だけ行使することができる。
この特殊技能は副能力値を消費しない。

【主守り】

このラウンドの間、この主人公が行う【防御ロール】と【対魔法ロール】はすべて従者が肩代わりする。
どの従者が【判定ロール】を肩代わりするかは、プレイヤーが決める。

この特殊技能は行動を消費しない。
この特殊技能を使うと【幸運点】を1点消費する。


【英雄的気分】

従者1体を選ぶ。
対象は次の【判定ロール】に+1の修正を得る。
その【判定ロール】に失敗した場合、対象は死亡する

この特殊技能は行動を消費しない。
この特殊技能を使うと【幸運点】を1点消費する。


【全員突撃】

主人公を含むすべての味方クリーチャーは、戦闘終了まで【攻撃ロール】+1と【防御ロール】-1を得る。

この特殊技能を行使した場合、この戦闘から逃亡することはできない。
この特殊技能は行動を消費する。
この特殊技能を使うと【幸運点】を2点消費する。


【魚神への捧げもの】

【善の種族】または【少数種族】の遺体を、ひとつの〈できごと〉の中で4体以上魚神に捧げる。
「手がかり」を1個入手する。

遺体は倒した敵の数だけ手に入るが、足りない場合には行使者の従者を捧げてもいい。
その従者は【善の種族】または【少数種族】でなければならない。

この特殊技能は冒険1回につき一度だけ行使することができる。
この特殊技能を使うと【幸運点】を1点消費する。


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