魔猫 【動物】

読みは「まねこ」。
このクリーチャーは最終的に人間よりも大きなサイズになる大型の猫。
同じく大型のネコ科動物であるライオンや虎と異なり、その外見はイエネコに酷似している(サイズを除いては)。
〈魔猫〉の知能は人間と同じか、時に少し高い。
単独または少数で暮らすことが多く、体格のわりに食事量は少ない。
このクリーチャーは主に大陸南東部(ポロメイア地方)に生息している。
近隣に生息するコビット(小人)たちからは神聖視されており、コビット村で神のように崇められ、村の真ん中で堕落した生活を安穏と送っていることもある。

主人公としての〈魔猫〉は主におのれのため、あるいは自分の忠実な下僕たちのために冒険に出る。
イエネコと同様に忍び足や不意を打つ襲撃、暗闇への対応力、素早い行動など強力な特殊能力を持ち、身体的な能力が高い。
一方で装備品を身につける、あるいは持ち運ぶことができず、従者の数もやや少ない。

行動の選択肢や考えることが少ない、初心者向けの種族。
このキャラクターが多くのお金を必要としないため、お金がかかる別の主人公と冒険すると相性がいい。


魔猫
技量点:0(最大+2)生命点:6(最大+4)器用点:4(最大+4)従者点:5(最大+2)


特殊技能(初級):
【満月のような瞳】【素早い反射】【柔らかい肉球】【狩りの本能】【目も当てられぬ激怒】
特殊技能(中級):
【愛らしい毛づくろい】【しなやかな逃走】【よく食べてえらい】【ふくらんだ尻尾】【美しい着地】

このクリーチャーは【動物】【少数種族】に属する。
このクリーチャーの素手による攻撃は【斬撃】の特性を持ち、攻撃修正はない

初期装備

装備欄

このクリーチャーは装備品を所持、あるいは装備することができない。
所持できるのは100枚未満の金貨や10個未満の食料のような、「装備品欄を使わない装備品」のみである。

装備品の購入

このクリーチャーに種族固有の装備品はない。

従者

このクリーチャーは【悪の種族】の従者を購入することができる。


特殊技能(初級)

【満月のような瞳】

この主人公は、光源がない場所で行動するとき、暗さによるペナルティを受けない。

この特殊技能は副能力値を消費しない。


【素早い反射】

【防御ロール】に失敗したとき、1回だけこの特殊技能を行使することができる。
その結果をなかったことにして、再度【防御ロール】を行う。

この特殊技能を行使した場合、器用点を1点消費する。


【柔らかい肉球】

この主人公が先攻を争う、あるいは不意を打たれたかどうかを確認するために【判定ロール】を行うとき、自動的に成功する。

この特殊技能を行使した場合、器用点を1点消費する。


【狩りの本能】

この主人公が〈弱いクリーチャー〉を1体倒したとき、追加で【攻撃ロール】を行う。

この特殊技能を行使した場合、器用点を1点消費する。


【目もあてられぬ激怒】

【攻撃ロール】を行う直前に行使する。
次の【攻撃ロール】が成功した場合、クリティカルでなくてもクリティカルとして扱う。

この特殊技能は1ラウンドに1回だけ行使することができる。
この特殊技能を行使した場合、器用点を1点消費する。


中級の特殊技能

【愛らしい毛づくろい】

対象1体から【恐怖】【魅了】といった心に影響を与える状態ひとつを取り除く。

この特殊技能は〈できごと〉の合間に行使することができる。
この特殊技能を行使した場合、器用点を1点消費する。


【しなやかな逃走】

【逃走】を行う際、【器用ロール】を行う(目標値は敵のレベルに等しい)。
成功した場合、敵からの攻撃を省略する。

この特殊技能を行使した場合、器用点を1点消費する。


【よく食べてえらい】

従者や敵など、破壊された〈弱いクリーチャー〉がいるとき、足もとにそのクリーチャーの遺体が転がっていると想定する。
それが【アンデッド】【ゴーレム】【植物】【兵器】【建造物】のいずれかのタグを持たないクリーチャーである場合、この主人公はそれを骨まで食べることができる。

この主人公の生命点を2点回復する。
この特殊技能を行使した場合、器用点を1点消費する。


【ふくらんだ尻尾】

出目表を振ったときにクリーチャーが登場する出目が出た場合、サイコロを振り直すことができる。

この特殊技能を行使した場合、器用点を1点消費する。


【美しい着地】

落とし穴や、高いところから落ちたことによる生命点へのダメージ(落下ダメージ)を1点減らす。
落下ダメージであるかどうかは、本文をもとにゲームマスターが判断する。

この特殊技能は副能力値を消費しない


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