鉄のしずく -Iron Drip-

出現数:1d3+1レベル:3宝物:なし
反応表
常に【死ぬまで戦う】


〈鉄のしずく〉は【混沌】に属するクリーチャーである。
このクリーチャーは【打撃】の攻撃特性を持つ。

〈鉄のしずく〉に対して武器や魔法で攻撃する場合は、クリーチャーのレベルを8として扱うこと。
また第1ラウンドが終了しても決着がついていなければ、生き残っている『鉄のしずく』は逃走するため、自動的に戦闘は終了する

接近戦の武器で攻撃するさいの【攻撃ロール】でファンブルが発生した場合、主人公の武器は〈鉄のしずく〉に食べられてしまう。
予備の武器がない限り、主武器を失ったキャラクターは素手で戦わなければならない(【攻撃ロール】に-2の修正)。

なお武器を食べた〈鉄のしずく〉は、ゲップをしながら戦闘の場から急いで【逃走】するため、クリーチャーの数を1体減らしていい

勝利した場合、パーティが1体でも〈鉄のしずく〉を倒したなら、貴重な経験をしたので『手がかり』を1個増やしていい(運よく全滅できたときは『手がかり』を2個入手)。


〈鉄のしずく〉は、生まれた頃はごく普通の混沌の肉塊、つまり〈しずくの怪物〉であったが、どういうわけか金属を取り込んで独自の進化を遂げてしまった。
定まった形状を持っているわけではなく、ぷるぷると震える金属のしずくのような外見をしている。
通常の個体よりも防御能力は遥かに高くなったが、研究資料として生物学者に追われる身となったため、外敵を察知すると反射的に逃げ出す習性を持つようになってしまった。
足は速い。
臆病な向上心と、尊大な防衛本能を合わせ持つ悲しき存在……悪いクリーチャーじゃない可能性も、あるというのに。




***

〈しずくの怪物〉の大半は身体を大きくしていくが、まれに肉との同化の方向に進まないものたちもいる。
鉄を食べることで成長する方向をもったのが、金属の身体をもつ〈鉄のしずく〉である。
「てつ」といっても純粋な鉄ではなく、より優秀な金属が混ざり合っている。

〈鉄のしずく〉は〈しずくの怪物〉と同じく、素早い動きをする怪物である。
積極的に戦うよりは臆病に逃げまわる傾向がある。
肉を必要としないので動物や人間型種族を襲わないため、混沌を駆逐するカオス平原の現場では放置される傾向にある。

〈鉄のしずく〉は他のしずく同様に高い学習能力を備えている。
その中でも最も恐ろしいのが、戦闘に対する欲求である。
〈鉄のしずく〉は金属を使った戦闘の方法を、対象から盗むことができる。

〈鉄のしずく〉の前で材料が金属の武器を使えば、その武器による戦い方をその瞬間に学びとり、自分のものにする。
自分の肉体を変化させることで、武器の形状までまねてしまう。
銃器を使えば、銃弾を撃ち出すところまで模倣する。






【混沌】

クリーチャー


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