ゴブリン

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≪反応表≫ 【】 【】

 ゴブリンは人間の半分ほどの身長を持つ痩せた種族で、コビットと背丈は同じぐらいだが異なる種族である。人間やエルフといった善の種族を好かないが、何より毛嫌いしているのは同じ地下の住人であるドワーフである。  肉体的には決して優れていないものの、ゴブリンは優秀な種族である。アランツァの地下世界にいくつもの都市をもち、機械じかけを中心とした複雑なものをつくる技術力に長けている。古代の時計塔やゴーレム作成、石弓や銃器をノームが開発した後、火薬を扱う武器を発達させた。  ドワーフたちはそういった技術力がもともと自分たちのもので、ゴブリンたちはそれを盗んでいるに過ぎないと主張する。しかし、この主張がでたらめであることは明らかだ。ゴブリンのほうがドワーフよりも発達した技術を戦争で発揮し、ドワーフはその技術を後追いで開発しているに過ぎない。  ゴブリンはさまざまな家畜を飼っている。なかでも有名なのはオウガの飼育である。知能の低いオウガを小さいころから飼いならすことによって、比較的従順に従わせることができるらしい。だが、オウガの飼育には常にかなりの危険をつきまとう。立派な奴隷的戦士としてオウガが大きくなるまでに、少なくとも2人か3人のゴブリン飼育士が「ちょっとした事故」で死亡する。  ゴブリンを統治しているのは「あご揺らし」と呼ばれる王で、狡猾な王として知られる。ゴブリンたちはお互いの命に頓着が薄く、生命に関わる危険な行動も積極的に行う。ドワーフや人間の都市を滅ぼすことを切望していて、非力な彼らは軍事的に劣る面を補うため、技術革新に余念がない。大陸の地下にはゴブリンが支配する都市がいくつかあるが、詳細は不明。

【悪の種族】


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