サウロプシーダ -Sauropseida-

レベル:5生命点:8攻撃数:特殊宝物:なし
ダメージ:2防御点:1
反応表
1-2【ワイロ】
(〈弱いクリーチャー〉3体)
3-6【敵対的】


これは【巨大生物】【怪物】に属するクリーチャーである。

第1ラウンドからの接近戦において〈サウロプシーダ〉は、ワニ、ヘビ、カメレオンの頭部で、それぞれ1回ずつ行動する。

〈ワニ〉の頭部は、噛みつきによって攻撃する。
攻撃特性は【斬撃】である。

キャラクターが負傷を受けた場合、鋭い牙によって噛みつかれてしまうため、生命点に2点のダメージを受けなければならない。
ただし、対象が従者(弱いクリーチャー)なら、ダメージを受けるのは1人だけでよい。


〈ヘビ〉の頭部は、毒牙によって攻撃する。
攻撃特性は【斬撃】である。

キャラクターが負傷を受けた場合、ただちに【生命ロール】を行うこと(目標値:6)。
判定に成功したなら、噛み傷だけだ。
対象のキャラクターは、生命点に1点のダメージを受ける。
判定に失敗したなら、猛毒が全身をかけめぐっていく。
対象のキャラクターは【毒】によって、生命点に2点の追加ダメージを受けなければならない。


〈カメレオン〉の頭部は、まだ〈サウロプシーダ〉が【透明化】していなければ、そのラウンドでは【透明化】の能力を行使する。
この頭部だけでなく、全身が透明化する。

次のラウンドから、各キャラクターは【攻撃ロール】に-1の修正を受けてしまう。
この効果は、〈サウロプシーダ〉に1点以上のダメージを与えるまで持続するが、【騎乗生物】に属するクリーチャーは、この能力による【攻撃ロール】のペナルティを受けることはない。

〈サウロプシーダ〉が【透明化】しているとき、〈カメレオン〉の頭部は、粘着性のある舌で攻撃する。
攻撃特性は【打撃】である。

この攻撃に対して、主人公が【防御ロール】でファンブルを発生させた場合、装備している〈武器〉または〈盾〉のどちらかが、舌によって奪われてしまう
奪われた装備品は、この戦闘が終了するまで取り戻せない。

〈サウロプシーダ〉が【透明化】していないとき、厄介な能力を持つ〈カメレオン〉の頭部を狙ってもよい。
ただし、クリーチャーも自分の弱点を把握しているため、この頭部を積極的に守ろうとする。
そのため〈カメレオン〉の頭部を攻撃するときに限り、【攻撃ロール】に-2の修正を受けてしまう。

もし攻撃が命中した場合、1点でもダメージを与えることができれば、〈カメレオン〉の頭部は、ふがいない本体の指揮に激怒する。
一時的にパーティを無視して、ワニとヘビの頭部に八つ当たりをはじめて、しまいにはお互いに怒りをぶつけ合う。

以後〈サウロプシーダ〉は【透明化】の能力を行使しない。
また、次のラウンドに限り〈サウロプシーダ〉は一切の行動をとらない。


カメレオンの頭部は額から血を流しながら激怒する。
みるみるうちに全身の色が変化する。
黒のような赤のような、ダークな血の色合いへと変わったのだ。
「カメレオンと同じですだ、怒ると色があんな風に変わるんですだよ……。」
不安そうな従者とは裏腹に、カメレオンの頭部は他の頭部へと噛みつき、戦いは有利な方向へと進んでいる。
その攻撃は八つ当たりにも、自傷行為のようにも見えた。

***

サウロプシーダはケラーツヴェルグ地方に住む魔法使いが、パトロンにあたる領主の金銭的サポートを得て開発した合成生物の傑作である。
その外見はキメラで、3匹の生き物をくっつけて合成して作られた生き物である。
異なるのはこのキメラが3匹のは虫類を用いて作られている点だ。

サウロプシーダの体はワニをベースに作られていて、頭部のひとつもワニそのものだ。
残りの2つの頭部はヘビとカメレオンである。
ヘビの口は毒を持ち、カメレオンの首は粘着質の舌を持ち合わせている。
カメレオンの首は透明化によって背景に同化し、攻撃を有利に運ぼうとする。
この同化をどうにかするにはカメレオンの首を激怒させる必要がある......カメレオンの首がひどく怒ると背景の同化が解け、怒りで黒ずんだ姿が見えるようになる。






【巨大生物】

クリーチャー


トップ   新規 一覧 単語検索 最終更新   ヘルプ   最終更新のRSS