ネクロマンサー -Necromancer-

出現数:1d3+1レベル:5宝物:通常
反応表
1-3【ワイロ】(〈弱いクリーチャー〉1体)
4-6【敵対的】


これは【魔法使い】【アンデッド】【人間型】に属するクリーチャーである。
【気絶】の魔術による効果を受けない。
このクリーチャーは【斬撃】の攻撃特性を持つ。

〈ネクロマンサー〉に遭遇したさい、その出現数を3倍した頭数だけ〈アンデッドのクリーチャー〉を同行させている。
その種類については、1d6を振って決定すること。
ただし〈ネクロマンサー〉が何人いたとしても、その配下となるクリーチャーは、すべて同じ種類と扱う。

出目が1-3なら〈ゾンビ〉、出目が3-6なら〈がい骨剣士〉を同行させている(データは後述を参照)。

主人公の副能力値に【悪運点】があるなら、〈ネクロマンサー〉の反応は自動的に【友好的】になる。

そして従者点に余裕がある場合は、アンデッドの従者を1体だけ購入することができる。
〈ゾンビ〉は金貨5枚、〈がい骨剣士〉は金貨10枚である。

  戦闘が起きた場合、第0ラウンドに〈ネクロマンサー〉は、主人公あるいは「相棒」に対して【呪詛】の呪術を行使する。
対象のキャラクターは【対魔法ロール】を行うこと(目標値はこのクリーチャーのレベルに等しい)。
 判定に成功したなら、この呪術に抵抗できたので、何も起きない。
 判定に失敗したなら、そのキャラクターは【呪い】の状態となってしまい、【祝福】の奇跡をかけてもらうまでの間は、【防御ロール】に-1の修正を受けてしまう。

なお、配下のクリーチャーが生きている間は、第1ラウンドから〈ネクロマンサー〉は戦闘に参加しない。
配下のクリーチャーに対して攻撃を行う場合、統制がとれた動きをとるため、接近戦での【攻撃ロール】に-1の修正を受けてしまう。

〈ネクロマンサー〉が生きている間は、配下のクリーチャーの攻撃数が、本来の頭数よりも1回分だけ増える。

なお、配下のクリーチャーが全滅した場合、生き残っている〈ネクロマンサー〉は【逃走】する。


ゾンビ

特殊(※前述を参照)レベル:4宝物:なし
反応表
常に【死ぬまで戦う】


これは【アンデッド】に属するクリーチャーである。
【気絶】の魔術による効果を受けず、戦闘では【死ぬまで戦う】
このクリーチャーは【打撃】の攻撃特性を持つ。

従者としての能力は「戦う従者(技量点:0)」として扱う。
また【アンデッド】であるため、毒と呪いの影響を受けない。
攻撃特性は【打撃】である。
同行には、従者点を1点必要とする。



がい骨剣士

特殊(※前述を参照)レベル:5宝物:なし
反応表
常に【死ぬまで戦う】


これは【アンデッド】に属するクリーチャーである。
【気絶】の魔術による効果を受けず、戦闘では【死ぬまで戦う】。~  このクリーチャーは【打撃】の攻撃特性を持つ。

【斬撃】の特性を持つ「飛び道具」で攻撃した場合は、硬い骨には効果が薄いので【攻撃ロール】に-1の修正を受けてしまう。
【打撃】の特性を持つ「接近戦の武器」で攻撃した場合は【攻撃ロール】に+1の修正が得られる。

従者としての能力は「戦う従者(技量点:1)」として扱う。
また【アンデッド】であるため、毒と呪いの影響を受けない。
攻撃特性は【斬撃】である。
同行には、従者点を1点必要とする。

【斬撃】の特性を持つ「飛び道具」に対しては、【防御ロール】に+1の修正を得る。
【打撃】の特性を持つ攻撃に対しては、【防御ロール】に-1の修正を受けてしまう。



***

死霊沼の片隅で、不死の怪物に寄り添うように生きる者たちがいる。
ネクロマンサーは死霊使いであり、がい骨やゾンビをはじめとする種々の怪物を従える。

不死者の主人にふさわしく、ネクロマンサーの外見は生者からは遠い。
顔色が悪く痩せこけていて、こけたほほとぎょろりとした目玉が目立つ。
死臭めいたにおいが全身から漂うため、教会で使われる香を衣服につけていることもある。

ネクロマンサーが従えさせられるのはもともと自我のない不死の怪物のみである。
吸血鬼のように自分自身を保っている者をどうにかすることはできないのだ。
ネクロマンサーが死霊沼に住むのはそこが自分にもっともふさわしい場所であると自覚しているからで、沼のあるじである狂女王フアナとは関係がない。

ネクロマンサーの集団は常に三体ていどの部下を連れている。
ネクロマンサーが三体いればその部下は九体ということになる。
部下の種類はがい骨、がい骨剣士、ゾンビなどである。
ネクロマンサー自身もアンデッドであり、神聖さをともなう攻撃には弱い。

彼らは都市のはずれ(墓地など)に住みつくことがある。
こういった脅威から都市民を守ることも都市にとっては大切な仕事のはずだが、しばしば衛兵たちはこの縁起の悪い魔法使いと関わり合いになることを嫌う。
そういった場合には冒険者に声がかかることになる。






【魔法使い】

クリーチャー


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