レベル:2 | 生命点:1 | 攻撃数:なし | 宝物:特殊(後述を参照) | |
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反応表 | ||||
1-2 | 【羽根を休めている】(※逃走と同様) | |||
3-6 | 【辺りを飛び回っている】(※逃走と同様) |
これは【ゴーレム】に属するクリーチャーであり、攻撃特性は【打撃】である。
〈宝石蝶〉は、素早く飛び回っているため、各キャラクターは【攻撃ロール】に-1の修正を受けてしまう。
〈宝石蝶〉を手なずけるために、思いつく限りの合言葉を使ってみるなら、主人公で【幸運ロール】を行うこと(目標値:9)。
正しい合言葉を知っているか『手がかり』をひとつ消費すれば、この【幸運ロール】は自動的に成功する。
判定に成功したなら、蝶は君に肩に止まってくれる。
従順になった〈宝石蝶〉は、1個の装備品として扱われ、1d6×15枚の金貨と同等の価値を持っている(下限は金貨30枚)。
判定に失敗するか、または第1ラウンドが終了したなら、蝶は騒がしい環境に嫌気が差したので、現在の場所から【逃走】してしまう。
もし〈宝石蝶〉を倒してしまった場合、繊細なゴーレムは見るも無惨な姿になっている。
その煌びやかな輝きが、今は空しく感じられる。
破損した〈宝石蝶〉は、金貨1d3枚の価値しかない。
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宝石蝶は失われた時代の産物で、その価値は高い。
かつての富豪たちの財産が眠る地下迷宮に眠っているか、都市部の富豪たちが財宝としてもっているケースがほとんどである。
ゴーレムの一種としてつくられたが、人を傷つける能力をもったものは電撃蝶のみで、基本的には安全である。
動く工芸品と呼ぶのがふさわしく、からくりと魔法の力によって、ふわふわと音もなく空中を飛ぶ。
魔法の力はこの工芸品に命を持たせることに成功しており、ときおり意思をもって動きまわる。
宝石蝶には固有の合言葉があり、その言葉を聞かせると寄ってくる。
貴金属(たいていは金)でできた胴体や羽根には、小さいながらも貴重な宝石が散りばめられていることがほとんどである。
もともとは貴族が魔術師につくらせた贅沢品が、流行して広まったのではないかと言われている。
一般的な宝石蝶は金貨60枚の価値がある。
電撃蝶は宝石蝶のなかでも特別な価値(金貨150枚)がある。
あまりに価値が高いので持ち主以外は触れられないよう、電撃を放つ力を与えられている。
一般的な宝石蝶と同じく固有の合言葉を聞かせれば寄ってくる。
それ以外の方法ではこの繊細な蝶を傷つけずに手に入れる方法がない。
むりに捕まえれば宝石蝶の価値は10分の1に下がる。