盲目の電撃竜 -Thunder Dragon of Blindness-
レベル:5 | 生命点:6 | 攻撃数:2 | 宝物:なし | |
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ダメージ:2 | 防御点:1 | |||
反応表 | ||||
1-3 | 【ワイロ】 (1d3+2個の食料 or 1d3体の〈弱いクリーチャー〉) | |||
4-6 | 【敵対的】 |
これは【巨大生物】【龍族】に属するクリーチャーであり、攻撃特性は【斬撃】である。
また、雷に対する耐性を持っているため、【雷撃】のような【雷】の攻撃特性を持つ攻撃は効果がない。
〈盲目の電撃竜〉は、戦闘の第0ラウンドに雷撃を発射する。
これは飛び道具として扱われ、その攻撃数は3回である。
攻撃特性は【雷】である。
対象のキャラクターは【対魔法ロール】を行うこと(目標値:4)。
この判定に失敗した場合、雷撃を受けたことで火傷を負ってしまうので、生命点に1点のダメージを受けなければならない。
〈盲目の電撃竜〉は、牙と爪を持ち前の武器としているため、雷撃を発射した後であっても、持ち替えの必要なく第1ラウンドから接近戦の攻撃を行える。
接近戦の武器による【攻撃ロール】でファンブルが発生した場合、〈盲目の電撃竜〉は自らの体を覆うように放電する。
ファンブルを出したキャラクターは生命点を1点減らさなければならない。
これは【雷】の特性を持つ。
キャラクターが【打撃】の特性を持つ「接近戦の武器」で攻撃するさい、〈盲目の電撃竜〉の背中にある雷石を狙うこともできる。
その場合は〈盲目の電撃竜〉に1点以上のダメージを与えたときに、ただちに【幸運ロール】を行うこと(目標値:7)。
判定に成功したなら、クリーチャーの生命点にダメージを与えるだけでなく、背中にある雷石も破壊できる。
以後〈盲目の電撃竜〉は、放電の能力を行使できなくなり、レベルは3として扱われる(【防御ロール】におけるカウンター攻撃が封じられる)。
判定に失敗したなら、単に通常のダメージを与えただけである。
自力で〈盲目の電撃竜〉を倒した場合、背中の雷石を破壊していなければ、1個の〈雷石〉を獲得することができる。~これは金貨60枚の価値がある。
雷石を破壊したなら、申し訳程度に青く光る破片だけが見つかる。
希少価値が失われているため、この破片に価値はない。
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各都市の下水道には独自の生態系が存在する。
ネズミ人という知的種族が地下世界での主導権を握り、ガガギギという神を崇めて大ネズミを飼う。
ほとんどなんでも分解するスライムのような生き物もいる。
盲目の電撃竜は下水界におけるトラのような存在である。
ネズミ人を中心に補食して、ゼラチンキューブを食料にすることもある。
盲目の電撃竜は本物の龍と混同されやすい存在だが、実際には百竜の近縁種と目されている。
白っぽい身体に大きな口があり、目は退化して存在しない。
口には唇がなく、むき出しの牙がずらりと並んでいる。
白い色をしていて肌はゴム質でウロコはない。
足には吸盤があって壁にへばりつくことができる。
全身に稲妻をまとうことができ、そのときには多少青っぽく見える。
トーンの地下水道にはこの盲目の電撃竜が住み着いているが、どのような経緯でそうなったかは知るよしもない。
地下水道に住んでいる例はそこまで多くはないが、盲目の電撃竜は湿気の多い洞窟に住んでいることが多い。
基本的には肉食で、大型動物や大きな昆虫などを捕食する。
盲目の電撃竜の背中には雷石と呼ばれる石(魔力石)が存在する。
彼らはここから稲妻を発生させる。~ハンマーのような鈍器を用いれば、この雷石を破壊することができる。
雷石を破壊された盲目の電撃竜は稲妻を放つことができなくなる。
雷石は魔力石の一種であり、盲目の電撃龍の肉体の一部である。
破壊すると戦利品獲得のさいに「魔力石」を選択することはできなくなる。