ここでは「相棒」を使ったプレイを説明していきます。
「相棒」は「従者」の一種ですが〈強いクリーチャー〉であり、連れていくには従者点7点を必要とします。
主人公は従者点に余裕があるかぎり、「相棒」以外の従者を連れていくことができます。
「相棒」は【技量点】【生命点】【副能力値】の3つの能力値と【特殊技能】を持ちます。
主人公に似ていますが【従者点】はなく、従者を雇うことはできません。
もしも望むなら、主人公は相棒に新しい武器や防具を渡すことができます。
その場合、古い武具は捨てられます。
相棒に渡せるのは武器と防具だけです。
武器は飛び道具と接近戦武器をひとつずつ、防具は盾と鎧をひとつずつまで持たせることができます。
相棒に武具を渡すことはできますが、相棒から何かを渡してもらうことはできません。
相棒にランタンのようなアイテムを持たせることはできません。
ここでは代表的な「相棒」を紹介します。
どの相棒も雇い入れるために金貨7枚を必要とします。
技量点:1
生命点:6(布鎧による+1を含む)
魔術点:4
装備品:軽い武器(【斬撃】)、布鎧
特殊技能:【気絶】【氷槍】(あるいは【魔術】から2種類を選択)
軽い武器により【攻撃ロール】に-1、布鎧により【器用ロール】に+1の修正を得る。
また、布鎧により生命点+1。
第0ラウンドに弓矢による攻撃が可能。
雇用費:金貨7枚
技量点:1
生命点:7(鎖鎧と木盾による+2を含む)
幸運点:4
装備品:片手武器(【打撃】)、木盾、鎖鎧
特殊技能:【防衛】【そらし】(あるいは【奇跡】から2種類を選択)
鎖鎧により【防御ロール】に+1の修正を得る。
また、鎖鎧により生命点+1、木盾により生命点+1。
第0ラウンドに弓矢による攻撃が可能。
雇用費:金貨7枚
技量点:1
生命点:7(革鎧による+2を含む)
器用点:4
装備品:軽い武器(【斬撃】)、弓矢、革鎧
特殊技能:【察知】【宝物の獲得】
軽い武器により【攻撃ロール】に-1、革鎧により【器用ロール】に+1の修正を得る。
また、革鎧により生命点+2。
第0ラウンドに弓矢による攻撃が可能。
雇用費:金貨7枚
技量点:1
生命点:7(板金鎧による+2を含む)
筋力点:4
装備品:両手武器(【斬撃】)、板金鎧
特殊技能:【全力攻撃】【全力防御】【かばう】
両手武器により【攻撃ロール】に+1、板金鎧により【防御ロール】に+1の修正を得る。
また、板金鎧により生命点+2。
雇用費:金貨7枚
技量点:1
生命点:8(【生命点】への+3ボーナスを含む)
筋力点:4
装備品:なし
特殊技能:【全力攻撃】【全力防御】【かばう】
【動物】に属する。~77
人間タイプの「相棒」よりも打たれ強く、【生命点】に+3のボーナスがある。
武器や防具を装備できないが、武器なしでも【攻撃ロール】への修正がつかない。
雇い入れたときに【斬撃】【打撃】のいずれかを攻撃特性として選択する。
雇用費:金貨7枚
相棒に武器や防具以外の装備品を持たせることはできませんが、生命点やペナルティからの回復を目的に、食料や薬を使う(消費させる)ことはできます。
その場合、通常のルールどおりに状態を回復します。
プレイヤーが望むなら「相棒」をより強くすることができます。
「相棒」は次の範囲で強くすることができます。
これは冒険の合間に行うことができます。
「相棒」を強化するほど、必要な従者点が上昇します。
初期の「相棒」に必要な従者点は7点ですが、能力値の上昇にともなって次のように上昇します。
このやり方を使って能力値を上昇させた結果、〈相棒:魔術師〉と〈相棒:僧侶〉は、【魔術点】や【幸運点】が伸びて新たに偶数値に達するたびに、新しい魔法を1個覚えることができます。
【魔術点】や【幸運点】を副能力値とする基本ルールの主人公と同じように処理してください。
参考:「魔術点と【魔術】について」「幸運点と【奇跡】について」
追加ルールで登場する予定の【新職業】には、特定の「相棒」を雇い入れることができるものがあります。
【からくり術師】は〈相棒:ゴーレム〉を、【獣使い】は〈相棒:騎乗生物〉を、自分の「相棒」として選ぶことができるでしょう。