#author("2023-10-09T21:50:25+09:00","","")
#author("2023-10-09T22:08:38+09:00","","")
**アリ人 -Ant Folk- [#w7ae5802]

|50||CENTER:||c
|>|~ 出現数:1d6+3|~レベル:4|~宝物:なし|
|>|>|>|~反応表|
|CENTER:''1-2''|>|>|【中立】|
|CENTER:''3-4''|>|>|【ワイロ】(2体つき食料1個)|
|CENTER:''5-6''|>|>|【敵対的】|
~

これは''【少数種族】''''【人間型】''に属するクリーチャーである。~
~
戦闘が起きた場合、''第0ラウンド''において〈アリ人〉の''半分(端数切り捨て)''は、ギ酸の唾を飛ばしてくる。~
これは''飛び道具''による攻撃として扱われ、各キャラクターは【防御ロール】を行わなければならない(''目標値:4'')。~
~
判定に失敗したなら、唾が目に入ったことで視界がかすむ。~
対象のキャラクターは、戦闘が終わるまでの間は【攻撃ロール】に''-1''の修正を受けてしまう。~
ギ酸の唾は持ち前の武器であるため、唾を飛ばした〈アリ人〉は、第1ラウンドから槍で攻撃を仕掛けてくる。~
~
~
~

***~

アリ人は虫類の統率力をもった知的種族で、女王アリに対する絶対的な忠誠心で知られている。~
生命を問わず命令を実行するため、人間型種族に大きな畏怖を与える。~
~
アリ人どうしは会話なしでお互いの意思を確認することができるが、どのような方法を用いているのか他の種族には解明できていない。~
興味深いのは個人として知り合ったアリ人が、人間やその他の知的種族と「個人的には」かなり打ち解けることができる点である。~
このようにして仲良くなったアリ人であってさえ、女王アリの命令ひとつでちゅうちょなくその友人に槍を振るう。~
~
その外見はアリをそのまま大きくした姿である。~
クロアリを大きくしたアリ人がもっとも多いが、さらに進化してさまざまな能力をもちあわせた者もいる。~
~
~
~

***大アリ -Giant Ant- [#ooari]

|50||CENTER:||c
|>|~出現数:2d6|~レベル:3|~宝物:なし|
|>|>|>|>|
|>|>|>|~反応表|
|CENTER:''1-4''|>|>|【中立】|
|CENTER:''5-6''|>|>|【敵対的】|
~
これは''【虫類】''に属するクリーチャーである。~
このクリーチャーは''【斬撃】''の攻撃特性を持つ。~
~
〈大アリ〉に遭遇したさい、主人公で【幸運ロール】を行うこと(''目標値:6'')。~
判定に成功したなら、それは自分の腹部に大量のミツを蓄えた〈ミツツボアリ〉である。~
判定に失敗したなら、それはアリ人が使役する〈大アリ〉である。~
~
戦闘が起きた場合、''第0ラウンド''において〈大アリ〉の半分(端数切り捨て)は、ギ酸の唾を飛ばしてくる。~
これは飛び道具による攻撃として扱われ、各キャラクターは【防御ロール】を行わなければならない(''目標値:4'')。~
~
判定に失敗したなら、唾が目に入ったことで視界がかすむ。~
対象のキャラクターは、戦闘が終わるまでの間は【攻撃ロール】に''-1''の修正を受けてしまう。~
ギ酸の唾は持ち前の武器であるため、唾を飛ばした〈大アリ〉は、第1ラウンドから噛みつきで攻撃を仕掛けてくる。~
~
~
~

***~

アリ人は家畜として大アリを飼っている。~
このように外見的によく似た種族が支配関係を築く例は、アランツァ世界ではかなり一般的である(他の例としては「かえる人と大がえる」あるいは「ネズミ人と大ネズミ」などが挙げられる)。~
ただし、アリ人と大アリはどちらもその外見がアリを大きくしたものであるため、他の種族から見ると区別がつきづらい。~
アリ人が人間よりも頭ひとつ小さい大きさ、大アリが人間の半分サイズと大きさそのものはまあまあ違う。~
しかし、それは成熟した個体どうしの比較で、幼年期のアリ人と大アリのようにほぼ同サイズのものが並ぶと、区別は非常に難しい。~
~
大アリのなかでもっとも特徴的なのはミツツボアリだ。~
人間が牛を乳牛化したのと同様、ミツツボアリはアリ人が大アリに品種改良を続けた成果である。~
その腹部には大量のミツが蓄えられ、もっとも蓄積が大きいときには腹が透けて内部の黄金色のミツが見えるほどである。~
~
~
~

***ミツツボアリ -Honeypot Ant- [#mitutuboari]

|50||CENTER:||c
|>|~出現数:1d3-1&br;(少なくとも1体は出現する)|~レベル:2|~宝物:なし|
|>|>|>|>|
|>|>|>|~反応表|
|>|>|>|CENTER:常に【中立】|
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これは【虫類】【家畜】に属するクリーチャーである。~
これは''【虫類】''''【家畜】''に属するクリーチャーである。~

〈ミツツボアリ〉は大人しい性格なので、君が「ロープ」を1本使用するごとに、自動的に【捕虜】にすることが可能だ。~
これには1体を捕まえるために''1ラウンドと「ロープ」1本''を消費する。~
冒険が終わった後、街の商人のもとに連れていけば、この珍しいクリーチャーを''金貨25枚''で買い取ってもらえる。~
~
戦闘に勝利した場合は、''1d3個''の「アリミツの塊」を獲得する。~
これは1個食べるたびに失った生命点を''1点''だけ回復できる。~
これは「食料」の一種として扱い、【聖餐】の呪文をかけることができ、ワイロとして食料1個分の代わりに使うことができるが、通常の食料とは異なり、''冒険をまたいで持ち越すことができる''。~
ただし非常にかさばるため、1個の「アリミツの塊」を所持するには、''装備品欄ひとつ''が必要になる。~
~
「アリミツの塊」はひとつ''金貨6枚''で売ることができる。~
~
~
~

***アリ人の女王 -Queen of Ant Folk- [#ariqueen]

|50|||CENTER:||c
|>|~レベル:1|~生命点:10|~攻撃数:なし|~宝物:修正+2|
|>|>|>|>|>|
|>|>|>|>|~反応表|
|CENTER:''1-2''|>|>|>|【援助】|
|CENTER:''3-6''|>|>|>|【中立】|
~

これは''【少数種族】''''【人間型】''に属するクリーチャーである。~
~
〈アリ人の女王〉に遭遇したさい、相手は''3d6体''の〈アリ人〉を引き連れている(''下限は8体'')。~
戦闘が起きた場合、女王の護衛を務める〈アリ人〉は全滅するまで戦う。~
彼らを倒さない限り、〈アリ人の女王〉に攻撃を加えることはできない。~
~
反応表の結果が【援助】だった場合、〈アリ人の女王〉は、''1個の食料と引き換えに〈アリ人の兵士〉を1体''、貸し出してくれる。~
手持ちの食料に余裕があり、〈アリ人の兵士〉が残っていれば、いくらでも援助を受けてもよい。~
~
〈アリ人の兵士〉は、技量点1の「''戦う従者(弱いクリーチャー)''」で、主武器の槍は''【斬撃】''の攻撃特性を持っている。~
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***~

アリ人の女王はアリ人の組織における頂点にある。~
独自の文化をもつアリ人の世界は他の種族には理解しづらいが、彼らの生命はすべて、この女王を守るために捧げられている。~
彼らのギ酸を駆使して造る巣穴の中心に普段はいるが、周囲のエサが不足した場合には、最大200匹のアリ人を連れて移動する。~
~
アリ人の女王は攻撃も防御もしない。~
移動中であっても出産を続ける。~
高い知能を持ち合わせていて、人間型種族の文化を理解している。~
利害関係が対立しなければ交渉も可能であり、状況に応じて兵士を貸し出してくれることもあり、兵士は必要であれば生命を投げ出して命令を実行する。~
アリ人にとって自身の生命を差し出すような命令であっても問題はなく、そのことによって感情を揺るがすこともない。~
その生命に対する姿勢はひと言で言えば無感動であり、他の人間型種族と大きく異なる。~

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[[【少数種族】]]~
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[[【人間型】]]~
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[[クリーチャー]]

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