バルサムデビル(爆弾悪魔) †
自分の血を垂らした従者を爆弾に変えることができる、残虐な悪魔です。
バルサム卿、熱血卿、爆弾悪魔とも呼ばれます。【悪の種族】が住まう堕落都市ネルドか、あるいは他の都市に正体を隠して(人間のふりをして)居住します。
見た目は細身の若い男性または女性で、中性的な印象を受けます。
カリスマがあり、成長とともにより多くの従者を従えるようになります。
バルサムデビルは善悪を問わず、あらゆるクリーチャーの殺害に悦びを感じる人外です。
アランツァに存在しない神の力を起源とする、危険な力を持っています。貴族のように見えることから「卿」と呼ばれます。しかし、人間社会における貴族的な背景(人間関係や歴史)は持ち合わせていません。
初期能力値と成長限界 |
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| 10-15レベル | 16-24レベル | 25-33レベル |
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技量点 | 0(最大+1) | 0(最大+1) | 0(最大+1) |
生命点 | 4(最大+4) | 4(最大+6) | 4(最大+6) |
魔術点 | 2(最大+4) | 2(最大+6) | 2(最大+8) |
第2副能力値 | | | 0(最大+10) |
従者点 | 7(最大+3) | 7(最大+6) | 7(最大+9) |
- 初級技能(初級):
- 【熱血従者】【氷血華】【服従の提案】【爪紅】【爆風防壁】【魂の重み】
- 中級技能:
- 【鳳仙花】【衝撃熱波】【貢がせ】【命令】【咲き誇る魂】
このキャラクターは【人間型】【悪魔】に属する。
このキャラクターの素手による攻撃は【炎】の特性を持ち、攻撃修正は-2である。
バルサムデビルの力はすべて、魔法の呪文の一種である。
2点以上の魔術点を持つ主人公は、魔術点2点につき1種類の特殊技能(呪文)を覚えることができる。
主人公は魔術点を1点消費することで、覚えている呪文を1回使うことができる。
「ローグライクハーフ」では呪文の詠唱に必ず成功する(ただし、敵に避けられるといった「失敗」はある)。
主人公は成長などによって魔術点の最大値が偶数に達するたびに、覚えている初級魔術の種類を増やすことができる。
中級魔法に関しては、金貨50枚と経験点1点を支払って取得する。
一部の呪文は、唱えたさいに【魔術ロール】を行うように指示がある。
この判定時に消費する魔術点は、呪文を唱えるときに支払っているものと考える。
つまり、呪文を唱えるのに必要な魔術点は合計で''1点'である。
初期装備 †
装備欄 †
このキャラクターは生命点の最大値と同じ数までの装備品欄を持つ。
装備欄は「手1」「手2」「鎧」。
故郷 †
装備品の購入 †
このキャラクターは「ローグライクハーフ 基本ルール」に従って、装備品を購入することができる。
従者 †
このキャラクターは【悪の種族】の従者を購入することができる。
特殊技能(初級) †
【熱血従者】 †
従者1体を爆弾に変える。
その従者は意識が爆弾になり、敵陣に突っ込んで、このラウンドの終わりに自動的に爆発する。
この爆発とは別に、この従者は(【攻撃ロール】などの)通常の行動をラウンド中に行うことができる。
爆発は従者の技量点を基準に行う【攻撃ロール】である。
これには-2の修正がつき、【炎】の攻撃特性を持つ。
〈弱いクリーチャー〉に対してこの爆弾を使って攻撃した場合、敵全員を対象に各1回ずつ【攻撃ロール】を行う(連続攻撃は発生しない)。
その後、爆弾(従者)は消費される。
この特殊技能は捕虜を使って行ってもいい。
その場合、ラウンド中の行動はできないが、ラウンド終了時には爆発のための【攻撃ロール】を行うことができる。
その基準となる技量点は、クリーチャーのレベルから4を引いた値に等しい(最小0点)。
この特殊技能を行使した場合、魔術点を1点消費する。
【氷血華】 †
この攻撃は【氷】の特性を持つ。
【アンデッド】でも【ゴーレム】でもないクリーチャー1体を対象とし、対象のレベルを目標値に【魔術ロール】を行う。
成功した場合、対象が〈弱いクリーチャー〉の場合、即座に破壊する。
対象が〈強いクリーチャー〉の場合、対象の生命点に2点のダメージを与える。
この特殊技能を行使した場合、魔術点を1点消費する。
【服従の提案】 †
【人間型】かつ〈弱いクリーチャー〉である対象1体に対して行使する。
ただし、【アンデッド】【植物】【ゴーレム】には効果がない。
また、【善の種族】【悪の種族】【少数種族】のいずれかであれば、【人間型】でなくてもいい。
対象の反応が「歓待」または「友好的」であった場合に【魔術ロール】を行う(目標値は対象のレベルに等しい)。
成功すると対象を従者にする。
こうして得た従者の技量点は、クリーチャーのレベルから4を引いた値である。生命点は1。
【悪の従者】一覧に同じ名称のクリーチャーがいる場合、同じ特殊能力を備えている。
この特殊技能を行使した場合、魔術点を1点消費する。
【爪紅】 †
戦闘中にラウンドを消費して行使する。
この特殊技能を行使すると、手に持っている武器すべてに【炎】の攻撃特性が与えられる。
もしも素手で戦っているなら、素手であることで【攻撃ロール】につけられる-2の修正がなくなる。
このとき、武器(または素手)は魔法の武器として扱われる。
この特殊技能を行使した場合、魔術点を1点消費する。
【爆風防壁】 †
従者1体を爆弾に変える。
その従者は敵ラウンド開始時に爆発して、敵の攻撃を妨害する。
対象の攻撃数は1減少する。主人公はどの攻撃を妨害するかを、選ぶことができる。
この特殊技能は行動を消費しない。
この特殊技能を行使した場合、魔術点を1点消費する。
【魂の重み】 †
【善の種族】または【少数種族】に属する〈強いクリーチャー〉を倒したとき、あるいは該当するタグを持つ従者が死亡した際に、『魂』を1個入手することができるようになる。
これは装備品欄を占めない。
魂10個を消費すると、「魂の秘薬」を手に入れることができる。
これを消費すると、魔術点を最大値まで回復することができる。
この特殊技能は副能力値を消費しない。
「言葉はまるで魂そのものだ──どちらも信じられないほど軽い」
──バルサムデビル、フロウ卿の言葉
■特殊技能(中級) †
【鳳仙花】 †
対象1体の血を激しく沸騰させ、最終的に爆発させる。
対象が従者の場合、この呪文は必ず成功する。
【攻撃ロール】に+1の修正を与え、行動後にその生命点に1点のダメージを与える。
味方でない場合、対象のレベルを目標値にした【魔術ロール】を行い、成功する必要がある。
成功した場合、この対象からの【防御ロール】に-1の修正を受けてしまう。
敵の行動後にその生命点に1点のダメージを与える。
この特殊技能を行使した場合、魔術点を1点消費する。
バルサムデビルはこの呪文を行使する際に行動を消費しない。
この呪文は1ラウンドに1回まで使うことができる。
【衝撃熱波】 †
戦闘中に行動を消費して行使するか、または戦闘中以外にかける。
対象1体が次に受ける【炎】または【氷】によるダメージと、その効果をなくす。
複数の対象にかけることができるが、同じ対象にかけても効果は累積しない。
この特殊技能の効果は、冒険が終わると自動的に解除される。
この特殊技能は行動を消費しない。
この特殊技能を行使した場合、魔術点を1点消費する。
【貢がせ】 †
この特殊技能は冒険の開始直前に行使できる(最大1回)。
【人間型】であり、【アンデッド】【ゴーレム】【植物】のいずれでもない従者の数を数える。その数の2倍と同じ枚数の金貨を獲得する。
この特殊技能を行使した場合、魔術点を1点消費する。
【命令】 †
【人間型】であり【アンデッド】【ゴーレム】【植物】のいずれでもない対象を1体選び、【魔術ロール】を行う(目標値は対象のレベルに等しい)。
【善の種族】【悪の種族】【少数種族】のいずれかであれば、【人間型】でなくてもいい。
成功した場合、対象は行動のひとつ(プレイヤーが選択)をとりやめて、術者の命令をひとつ実行する。
味方となった対象は(レベル-4)点の技量点を持つ。
対象の行動が攻撃のみの場合、攻撃数のうち1回分をやめて、自分の仲間を攻撃する。
ただし、敵が1体のみの場合は、誰も攻撃しない。
呪文を行使しようとしていた場合には、対象の敵味方が入れ替わる(対象はプレイヤーが選択)。
この特殊技能を行使した場合、魔術点を1点消費する。
【輝星の煌き】 †
対象の味方キャラクターを好きな数だけ選び、追加攻撃として技量点を基準に【攻撃ロール】を行うことができる。
これは【炎】の攻撃特性を持つ。
呪文による追加攻撃を行った後、対象のキャラクターは死亡する。
この特殊技能は〈捕虜〉に対してもかけることができ、その場合には技量点は、クリーチャーのレベルから4を引いた値に等しい(最小0点)。
この呪文によって行われる追加攻撃は、1体の敵クリーチャーのみに集中する。
他のクリーチャーを選ぶことはできない。
この特殊技能を使うと【魔術点】を2点消費する。
「数え切れないほどの命が渦となり消える、花火のような軌跡。死が至高の芸術へと昇華する、奇跡の瞬間だ」
──バルサムデビル、フラルゴ卿の言葉
【咲き誇る魂】 †
【善の種族】または【少数種族】に属する〈強いクリーチャー〉を倒したとき、あるいは該当するタグを持つ従者が死亡した際に、『魂』を1個入手することができるようになる。
これは装備品欄を占めない。
魂10個を消費すると、「魂爆弾」を手に入れることができる。
これは第0ラウンドに飛び道具として使用できる消耗品で、すべての敵キャラクターに1回ずつの【攻撃ロール】を行うことができる。
判定に成功した場合、生命点に2点のダメージを与える。
クリティカルによる【連続攻撃】は発生しない。
この特殊技能は副能力値を消費しない。
「彼らの『犠牲』の上に、私という存在は成り立っている。誓おう──生き続けるかぎり、たくさんの美しい花を咲かせると」
──バルサムデビル、フロウ卿の言葉
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