地龍(リンドヴルム) †
空を飛ぶ翼を持たない、獰猛なドラゴン。
筋肉質な身体をもち、人間並みの知能を有する。
性格は凶暴であり、人間型種族をむさぼることにためらいはない。
地龍は大陸中央部に生息する。
一部の地域では人間の村落の守り神として崇められ、食料を供えてもらい、洞窟や小高い丘のような快適な住居を提供される。
その引き換えとして村人たちの安全が脅かされるときには、彼らを守るために出陣する。
このように、いわゆる「用心棒」の役割を果たす地龍だが、繁殖期には3年ほどかけて、1頭か2頭の子を産み落とす。
最低限の生き抜く力が身につくや子龍は外の世界へと追い出され、自分を必要とする村を見つけるための旅に出る。
村を探す代わりに放浪の旅に出るリンドヴルムもいて、そのような場合には冒険者としての役割を担う。
初期能力値と成長限界 |
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| 10-15レベル | 16-24レベル | 25-33レベル |
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技量点 | 0(最大+1) | 0(最大+1) | 0(最大+1) |
生命点 | 6(最大+6) | 6(最大+8) | 6(最大+10) |
筋力点 | 2(最大+6) | 2(最大+8) | 2(最大+8) |
第2副能力値 | | | 0(最大+10) |
従者点 | 6(最大+2) | 6(最大+4) | 6(最大+6) |
- 初級技能(初級):
- 【炎の息】【激突】【鱗鎧】【守護者の痛み】【龍荷車】【龍血注入】
- 中級技能:
- 【地龍の守り】【暴食】【再生】【龍戦車】【龍走砲】
このキャラクターは【龍族】に属する。
このキャラクターの素手による攻撃は【斬撃】の特性を持ち、攻撃修正はない。
初期装備 †
装備欄 †
このキャラクターは装備品を所持、あるいは装備することができない。
所持できるのは100枚未満の金貨や10個未満の食料のような、「装備品欄を使わない装備品」のみである
(【龍荷車】の特殊技能はこの制限を解除する。詳細は後述)。
武器や盾のような装備欄を必要とする「身につける装備品」を使うことはできないが、回復薬やロープのような装備欄を必要としない装備品を使うことはできる。
故郷 †
装備品の購入 †
このキャラクターに種族固有の装備品はない。基本ルールにある装備品を購入することができる。
従者 †
このキャラクターは基本ルールにある従者を購入することができる。
特殊技能(初級) †
【炎の息】 †
第0ラウンドに、対象1体に向けて炎の息による攻撃を行うことができる。
この攻撃は【炎】の特性を持ち、【攻撃ロール】への修正はない。
この特殊技能を行使した場合、筋力点を1点消費する。
【激突】 †
第1ラウンドに、接近戦の【攻撃ロール】に+1の修正を得る。
さらに、次の敵ラウンドにおいて、この主人公の【防御ロール】に+1の修正を得る。
望むなら、この攻撃を【打撃】として扱う。
この特殊技能は第0ラウンドと第1ラウンドの行動を消費する。
この特殊技能を行使した場合、【生命点】を1点消費する。
【鱗鎧】 †
このキャラクターは最大生命点+2、【防御ロール】+1を常に得る。
この特殊技能は副能力値を消費しない。
【守護者の痛み】 †
1体以上の従者が倒されたとき、このキャラクターの次の攻撃時に、最大1回まで行使することができる。
通常の攻撃とは別に、追加で【攻撃ロール】を伴う攻撃または特殊技能を1回行う。
の特殊技能を行使した場合、【生命点】を1点消費する。
【龍荷車】 †
装備品を6個まで所持することができる。
この特殊技能は【龍戦車】【龍走砲】と併用することができない。
この特殊技能はパッシブ(自動発動)なため、筋力点を消費しない。
【龍血注入】 †
冒険の合間、あるいは〈できごと〉の合間に行使できる。
従者である「兵士」1体の技量点を1にする。
この従者の名称を〈龍血兵〉へと変更する。
〈龍血兵〉は【炎】による攻撃や魔法に対する【判定ロール】に+1の修正を得る。
この特殊技能を行使した場合、生命点を1点消費する
(冒険の合間に行使した場合、冒険開始時の生命点を1点減らす)。
ヘビめいたウロコの模様。肌に浮き出たそれを見た瞬間、ジョージは声を上げた。
「マイケル! おめえ……地龍さまに【龍血】をもらっただか!?」
得意げな表情を浮かべた田舎者の農夫が、ジョージの胸をつっけんどんに押す。
「おいおい、ジョージ。それが分かっているんなら、口の利き方に気をつけろよ。マイケル『さん』だろ? ん?」
■特殊技能(中級) †
【地龍の守り】 †
このラウンド、従者が行うはずの【防御ロール】をすべてこのキャラクターが行う。
技量点や修正などはすべて、このキャラクターのものを基準とする。
この特殊技能は行動を消費しない。
この特殊技能を行使した場合、筋力点を1点消費する。
飛んでくる矢を前にしたリンドヴルムはとぐろを巻いた体勢をとる。尻尾をヒュンヒュンと動かして、矢をはたき落とす構えだ。従者を守る姿勢だがそれだけでなく、可能であれば自分が傷を負うことも避けるつもりなのだ。
【暴食】 †
従者や敵など、破壊された〈弱いクリーチャー〉がいるとき、足もとにそのクリーチャーの遺体が転がっていると想定する。
この遺体1体、または〈捕虜〉を1体消費することで、1食分の食料を食べたことになる。
この特殊技能は筋力点を1点消費する。
【再生】 †
【防御ロール】にクリティカルで成功するたびに、生命点を1点回復する。
この特殊技能は【副能力値】を消費しない。
【龍戦車】 †
〈弱いクリーチャー〉の従者のみを連れているとき、彼らを引っ張って移動することができる。
そうする間、最大従者点を1点増やす。
これはパッシブ(自動発動)なため、筋力点を消費しない。
また、そうする間、筋力点を1点消費することで、すべての従者は第0ラウンドの【判定ロール】すべてに+1の修正を与えることができる。
この特殊技能は1ラウンドに一度だけ行使することができ、行動を消費しない。
この特殊技能は【龍荷車】【龍走砲】と併用することができない。
【龍走砲】 †
【兵器】のタグを持つ〈強いクリーチャー〉を牽引できる。
そうする間、最大従者点を1点増やす。
この特殊技能は【龍荷車】【龍戦車】と併用することができない。
この特殊技能はパッシブ(自動発動)なため、筋力点を消費しない。
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