錬金術師 †
呪文の力に頼ることなく、物質と生命の創造を専門とした職業に就いた者を【錬金術師】と呼びます。
【錬金術師】の初期装備 †
【錬金術師】の特殊技能 †
この特殊技能は呪文ではないため、10経験レベル以上の主人公はすべての初級技能を習得しています。
- 【錬金術師】の特殊技能(初級)
- 【怪物作成】
【掘削】
【魔力石作成】
【装備品作成】
- 【錬金術師】の特殊技能(中級)
- 【魔法の装備品作成】
【黄金作成】
【肉体補修】
【賢者の石作成】
【錬金術師】は【錬金術ロール】を行うことができます。そのさいの基準となる能力値は【幸運点】です。
【副能力値】とその消費 †
ここからの解説では、副能力値を使って【判定ロール】を行う特殊技能が数多く登場します。
その場合、これまでに説明したルールどおりに解釈すると、
【判定ロール】を行ったことで1点、特殊技能を使ったことで1点、合計2点の【副能力値】を消費することになります。
しかし、実際には1点の消費となります。
これは「例外処理」です。特殊技能の末尾にある記述(「【器用点】を1点消費します。」など)の点数だけを消費してください。
なお、副能力値を減らすのは【判定ロール】を行った後です。
【錬金術師】の特殊技能(初級) †
【怪物作成】 †
冒険の合間に【怪物】を作成して、自分の従者として連れていくことができます。
【怪物】の作成方法は、〈弱いクリーチャー〉である場合と〈強いクリーチャー〉である場合で異なります。
それぞれのクリーチャーのデータは、一覧を参照してください。
- 〈弱いクリーチャー〉
- ・カンガルーキャット
・牙うさぎ
・ハーピー
これらの従者を作成したとき、主人公は【錬金術ロール】を行い、達成値と同じ数の【怪物】クリーチャーを得ます。
ただし、ファンブルしたさいには、そのときの【幸運点】と同じ数になります。
- 〈強いクリーチャー〉
- ・怪力獣(7経験レベル)
・キメラ(9経験レベル)
・コカトリス(8経験レベル)
・バジリスク(9経験レベル)
・ホムンクルス(6経験レベル)
・マンティコア(9経験レベル)
・ミノタウロス(8経験レベル)
これらの従者を作成するとき、対象となるクリーチャー1体の経験レベルを目標値として、主人公は【錬金術ロール】を行い、成功しなければなりません。
この特殊技能を使うと、副能力値を1点消費します。
【掘削】 †
地下迷宮の壁や洞穴を物質的に破壊する特殊技能です。
この特殊技能を使うと「魔法のつるはし」を持っているかのように、穴を掘ることができます。
「魔法のつるはし」が使用できるとシナリオ中にある場所で、この特殊技能を使えます。
この特殊技能を使うと、副能力値を1点消費します。
【魔力石作成】 †
この特殊技能を用いると、「魔力石」を1個作成することができます。
「魔力石」は副能力値を1点回復させる力を持ちます。
「魔力石」は宝石サイズなため、装備品欄を占めることはありません。
この装備品を売却する場合、金貨20枚になります。
この特殊技能を使うと、副能力値を3点消費します。
特殊技能を冒険の合間に行使した場合、冒険を開始する前に副能力値を減らしてください。
「『魔力石』の作成には、とても力を消耗する。だから、冒険の終わりまぎわに造るのがいい。体内に燃える我々の魔力が高まっているからな……使い切っていなければ」
師匠はそう言いながら、透明で美しい「魔力石」を手のひらの上で転がした。君が見ていることに気づき、師匠はふところから皮袋を取り出して、中身をテーブルの上に出す。
ジャラジャラと音を立てながら、大量の「魔力石」が姿を見せた。
【装備品作成】 †
「ランタン」「ロープ」「木盾」「丸盾」「軽い武器」「片手武器」「スリング」のいずれかを1個作成します。
素材となるものは必要ありません。
特殊技能を冒険の合間に行使した場合、冒険を開始する前に副能力値を減らしてください。
この特殊技能を使うと、副能力値を1点消費します。
【錬金術師】の特殊技能(中級ルール用) †
【魔法の装備品作成】 †
基本ルール、自分が拠点にしている都市、(「故郷」のルールを採用しているなら)故郷の都市で購入可能な魔法の装備品を自力で作成することができます。
これによって、価格を半額にすることができます。
なお、「希少な装備品」を作成する場合には、入手するさいと同様の【判定ロール】に成功しなければなりません。
この特殊技能を使うと、副能力値を1点消費します。
特殊技能を冒険の合間に行使した場合、冒険を開始する前に副能力値を減らしてください。
【黄金作成】 †
この特殊技能を用いると主人公は、黄金を創造することができます。
これは「賢者の石」の作成と並んで、【錬金術師】の大きな目標のひとつであった事柄です。
この特殊技能は冒険の合間にのみ行使することができます。
【錬金術ロール】を行い、結果の値と同じ枚数の金貨を得ます。
ファンブルが出た場合、何も手に入れることができません。
特殊技能は冒険の合間に行使するため、冒険を開始する前に副能力値を減らしてください。
【肉体補修】 †
肉体のパーツ(血液など)を補うことで、【生命点】を2点回復します。
この特殊技能は自分自身にのみ行うことができます。
この特殊技能を使うと、副能力値を1点消費します。
【賢者の石作成】 †
「賢者の石」を製作します。
主人公はこの装備品を持っていれば、冒険中に死を迎えた場合、冒険後に生き返ることができます。
そのさいの【生命点】と【副能力値】は最大値です。
冒険は失敗扱いとなり、経験点は得られません。
「賢者の石」の効果が肉体に及ぶのはいちどきりです。
次に死亡したとき、今度こそ主人公はゲームオーバーを迎えます。
「賢者の石」は作成者自身にしか効果がありません。
この特殊技能を使うと、副能力値を1点消費します。
特殊技能を冒険の合間に行使した場合、冒険を開始する前に副能力値を減らしてください。
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