ケンタウロス

ケンタウロスは下半身が馬、上半身が人間の姿をした屈強な種族である。
誇り高く善良、勇猛果敢。
かつては大きな集落を持ち栄えていたが、歴史の流れのなかで人口の多くを失った。
今は家族単位で大都市で暮らすか、農村部で人間やコビットたちの村に溶け込み、農耕の手伝いや狩猟を行なって生きる者が多い。
しかし、その中に傭兵や冒険者として生きる者もいる。
堅実な【特殊技能】と高めの能力値、高い運搬能力を持つ手堅いキャラクター。

ケンタウロス
技量点:0(最大+2)生命点:4(最大+4)筋力点:4(最大+4)従者点:6(最大+2)


特殊技能(初級):
【背乗せ】【蹄撃】【突進攻撃】【蹴破り】【憩いの時】
特殊技能(中級):
【蹂躙】【毒消し】【高速離脱】【星読み】

このクリーチャーは【少数種族】に属する。
このクリーチャーの素手による攻撃は【打撃】の特性を持ち、攻撃修正-1である。
ケンタウロスは望むときいつでも【騎乗生物】のタグを自身につけることができる。


初期装備

装備欄

このキャラクターは生命点の最大値と同じ数までの装備品欄を持つ。
装備欄は「手1」「手2」「鎧」「蹄」(「蹄」の欄には「蹄鉄」を装備可能)。
(厳密に言えば「蹄」の装備欄は4個あるが、手間を省くために1個にまとめて記入する。)


装備品の購入

『幸運の蹄鉄』:1組あたり金貨150枚
この装備品を4個持つか装備するとき、キャラクターは【幸運ロール】に+1の修正を得る。

『勇気の蹄鉄』1組あたり金貨50枚
この装備品を4個持つか装備するとき、キャラクターは自身の【副能力値】をひとつ選ぶ。
その最大値と現在値が1点上昇する。


従者

このキャラクターは基本ルールの従者を連れていくことができる。


特殊技能(初級)

【背乗せ】

背中に【巨大生物】でない【人間型】のキャラクターを1体まで乗せる。
対象は【騎乗生物】に乗った状態となる。
キャラクター1体の代わりに、3個までの装備品を背に乗せてもいい。

この特殊技能は副能力値を消費しない


【蹄撃】

この攻撃は【打撃】の特性をもつ。
筋力点を基準に【攻撃ロール】を行う。
クリティカルが発生した場合、連続攻撃は発生せず、対象の次のラウンドの攻撃数を1減らすことができる。

この特殊技能を行使した場合、筋力点を1点消費する。


【突進攻撃】

第1ラウンドに、接近戦の武器を用いた【攻撃ロール】に+1の修正を得る。
さらに、次の敵ラウンドにおいて、この主人公の【防御ロール】に+1の修正を得る。

この特殊技能は第0ラウンドと第1ラウンドの行動を消費する。
この特殊技能を行使した場合、筋力点を1点消費する。

「走ってきて、攻撃して、走り去ってしまう。ズルいだろ」
──ゴブリンの一般兵が、最期に残した言葉。


【蹴破り】

かくされた部屋、または解錠を行う際の【判定ロール】を筋力点を基準に行う。

この特殊技能を行使した場合、筋力点を1点消費する。


【憩いの時】

反応表の結果などにより対象が主人公たちを「歓待」してくれるとき、追加で副能力値ひとつを選び、1点回復する。

この特殊技能は副能力値を消費しない


特殊技能(中級)

【蹂躙】

〈弱いクリーチャー〉と戦っているときに、この主人公が敵1体を倒した直後に行使する。 追加で1回の【攻撃ロール】を行う。

この特殊技能は1ラウンドに1回だけ行使することができる。
この特殊技能を行使した場合、筋力点を1点消費する。


【毒消し】

【毒】または【病気】ひとつの効果を即座に停止する。

この特殊技能を行使した場合、筋力点を1点消費する。


【高速離脱】

【逃走】を行う際、【筋力ロール】を行う(目標値は敵のレベルに等しい)。
成功した場合、敵からの攻撃を省略する。

この特殊技能を行使した場合、筋力点を1点消費する。


【星読み】

出目表を振るときに、さらに一度サイコロを振り、好きな結果を選ぶことができる。
結果がかぶっている場合には、さらに振り直すことができる。

この特殊技能は出目表のサイコロを振る前に、使うかどうかを決める。
この特殊技能を行使した場合、筋力点を1点消費する。


***

ケンタウロスはかつて栄えた今は亡きレラヴェリア王国内に暮らしていた少数種族で、誇り高く善良、勇猛果敢で知られていた。
機動力を伴う高い戦闘力を持っていたが、レラヴィリア王国が軍事国家ドラッツェンに滅ぼされたさい、ケンタウロスの村も燃やされた。
今や地図に載るほどの大きな集落を持たず、家族単位で大都市で暮らすことでかろうじてその種を保っている。
その場合はたいてい、父親にあたるケンタウロスが兵士として食い扶持を稼ぐ。
彼らは騎兵たちに混じって訓練を行うが、文字通り人馬一体であるため動きにムダがない。
少数または単体での活動を割り当てられることになり、街から街などに知らせを運ぶ飛脚などの役割を担うことが多い。
他にも小さな村で人間に混じって農耕生活を行う姿が見られることもある。
彼らは大食漢だが、馬の役割を担うことができるため、農業においては相応の稼ぎを上げることができる。
とはいえ、性格的には戦闘や狩猟の方が性に合っているようである。
弓兵になる者もまれにいるが、魔法使いの方向へと進む者はほとんどいない。

人数が少ないため出会う機会は少ないが、傭兵として生きる者たちが多く、冒険者とは縁のある種族だろう。





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