アランツァの各地を渡り歩き、歌や演奏の技術、世界の伝承知識を身につけた職業のことを【吟遊詩人】と呼びます。
【吟遊詩人】が習得できる特殊技能の一部には、「奏楽」に属する技能が含まれています。
この技能は第0ラウンドを含めていつでも行使できますが、1ラウンド分のアクションとして扱われます
(【攻撃ロール】や魔法の呪文などの行動を行うことはできません)。
奏楽は継続することができます。
奏楽を続けている間、その特殊技能を行使している主人公は、ラウンドごとの自分の行動を奏楽のために消費することになります。
しかし、【幸運点】を消費するのは最初の1ラウンドだけです。
「奏楽」は魔法の力を持つ音楽です。
他の「奏楽」とぶつかり合った場合、互いに打ち消しあい、効果を失います(そのために「奏楽」を使うこともあるでしょう)。
【吟遊詩人】は、初期装備として1個の楽器を持っています。
以下の楽器の中から1つを選んでください。
これらの楽器は、両手で扱う装備品です。
身につけているときに限り、それぞれの楽器のボーナスを得ることができます。
また、それぞれの楽器は、冒険の合間に金貨20枚で購入することも可能です。
新職業【吟遊詩人】に対応する特殊技能の名称は次のとおりです。
この特殊技能は呪文ではないため、10経験レベル以上の主人公はすべての初級技能を習得しています。
【魔術点】を消費する魔法の装備品を使用することができます。
そのさいに【魔術ロール】がある場合、それは【幸運ロール】となります。
【魔術点】を消費する場合と指示がある場合、代わりに【幸運点】を消費します。
この技能は「奏楽」に属する行動です。
この奏楽は、【アンデッド】のタグを持つ〈弱いクリーチャー〉に対してのみ効果を発揮します。
【奏楽:プラーニュ】を行使した場合、【幸運ロール】を行います(目標値はクリーチャーのレベルに等しい)。
判定に成功したなら、各ラウンドの主人公側の攻撃が終了したときに、1体のクリーチャーを倒すことができます。
この技能を使うと【幸運点】を1点消費します。
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死者への哀悼をテーマにした奏楽。
現世への未練を断ち切れぬ魂に、穏やかな安らぎを与える。
この技能は「奏楽」に属する行動です。
すべての「戦う従者」の【防御ロール】と【対魔法ロール】に+1の修正を与えます。
この技能を使うと【幸運点】を1点消費します。
この技能は「奏楽」に属する行動です。
この技能は【善の種族】【悪の種族】【少数種族】【悪魔】いずれかのタグを持つクリーチャーに対して効果を発揮します。
【反応表】のさいに振ったサイコロの出目を1点減らすか増やすことができます。
この奏楽は【反応表】を振った後で、行使するかどうかを選ぶことができます。
また、クリーチャーが【ワイロ】として〈弱いクリーチャー〉を要求したなら、その人数を1体分だけ減らすことができます。
この効果で〈弱いクリーチャー〉を差し出す必要がなくなった場合は、相手の反応は【友好的】に変わります。
この技能を使うと【幸運点】を1点消費します。
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騎士と女羊飼いの出会いをテーマとした奏楽。
たとえ、そのとき限りの出会いであっても、良き関係を結ぶことはできる。
【生命ロール】、または毒に対する【判定ロール】に+1の修正を得ることができます。
この技能はパッシブ(自動発動)なため、【器用点】を消費しません。
この技能は「奏楽」に属する行動です。
自分以外のキャラクターの副能力値を1点だけ回復することができます。
この技能は、戦闘中以外であれば、いつでも行使できます。
この技能を使うと【幸運点】を1点消費します。
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詩人たちの議論をテーマにした奏楽。
互いに意見をぶつけ合うことで、相手を知り、そして自らを成長させることにもつながる。
この技能は「奏楽」に属する行動です。
すべての「戦う従者」の【攻撃ロール】と【魔術ロール】に+1の修正を与えます。
この技能を使うと【幸運点】を1点消費します。
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義憤や侮蔑をテーマとした奏楽。
敵に対する恐怖を打ち消し、いかなる相手にも物怖じしない勇敢さを与える。
この技能は「奏楽」に属する行動です。
【善の種族】【少数種族】【動物】いずれかのタグを持つ〈弱いクリーチャー〉に対して有効です。
ただし、【アンデッド】と一部のクリーチャー(本文に記載)に対しては、効果がありません。
【反応表】の結果が【友好的】または【歓待】だった場合、対象1体を味方の「戦う従者」にすることができます。
対象のクリーチャーに、パーティに同行するさいのデータが記されていない場合、対象は特殊能力を失うものの、強さは残ります。
その技量点は「クリーチャーのレベルから4引いた値」です(ただし、最低でも0点)。
この技能を使うと【幸運点】を1点消費します。
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恋愛をテーマとした奏楽。
一つの出会いが、新たな縁を作るきっかけとなる。
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