ネズミ人 -Rat Folk-

出現数:1d6+4レベル:3宝物:修正-1
反応表
1-2【ワイロ】(1体につき金貨3枚)
3-6【敵対的】


これは’’【少数種族】''【人間型】に属するクリーチャーである。
このクリーチャーは【斬撃】の攻撃特性を持つ。

戦闘が終了した時、〈ネズミ人〉の攻撃によって、主人公が1点でもダメージを受けた場合は【生命ロール】を行うこと(目標値:9)。
判定に成功したなら、対象のキャラクターの頑健さは、クリーチャーが媒介する毒素をものともしない。
判定に失敗したなら、クリーチャーが媒介する【毒】に体を蝕まれるため、d66によってマップタイルを1枚めくるたびに、対象のキャラクターの生命点を1点減らさなければならない。
これは今回の冒険が終わるまで持続する



***

地上に存在するほとんどの都市の地下にはなんらかの生き物が住みつき、都市のゴミを利用して生活している。
ネズミ人は地下に住む知的生物の代表である。
劣悪な環境下でも生きられ、地下水道で独自の文化を形成している。
都市部の地下には、最低でも数百のネズミ人がいると言われている。
外見は、尖った鼻と鋭い爪が特徴的な生き物である。
それほど戦闘に秀でた種族ではないので、武装した人間の敵ではない。
だが、彼らに引っかかれた者の多くが高熱を発し、へたをすると数日以内に死に至ってしまう。
傷口が膿んで、手足を切断しなければならないことも多い。

ネズミ人は雑食だが、人間のような大きな獲物はあまり狙わない。
稀に地上に出て盗みを働くことはあるが、地上を嫌うため、都市部にとって有害というほどの問題にはならない。
問題は、彼らのなわばりである下水道に、私たちの方が入り込んだときだ。
彼らは自分たちの住みかを荒らされることを嫌い、襲撃する。



大ネズミ -Giant Rat-

出現数:12d6+2レベル:2宝物:なし
反応表
1-3【逃走】
4-6【ワイロ】(3体につき食料1個)


これは【動物】に属するクリーチャーである。

〈大ネズミ〉の頭数が10体以上である場合、モンスターのレベルは4として扱われる。
ただし頭数が9体以下になれば、この効果は失われる。

キャラクターが〈カチカチになったチーズ〉を3回分使用した場合、巨大ネズミはチーズで空腹を満たせるため、パーティに対する反応は【友好的】になる。



***

ネズミ人には大ネズミと呼ばれる家畜を育てる文化がある。
人間が都市部で豚を育てるように、ネズミ人は下水道で大ネズミを育てるのだ。
なによりも特異な文化は、ガガギギと呼ばれる巨大化した大ネズミを崇拝する点である。
ガガギギに対する彼らの信仰は強く絶対的である。



ガガギギ -Gaga-Gigi-

レベル:5生命点:5攻撃数:2宝物:通常
反応表
常に【敵対的】


これは【動物】に属するクリーチャーである。
このクリーチャーは【斬撃】の攻撃特性を持つ。

〈ガガギギ〉に遭遇したさい、相手は1d6体の〈ネズミ人〉を引き連れている。
部下の〈ネズミ人〉の反応は、常に【死ぬまで戦う】であり、彼らの主神の後ろ盾があるため、そのレベルは4として扱われる。

〈ネズミ人〉が全滅するまで〈ガガギギ〉を攻撃の対象に選ぶことはできない。

戦闘が起きた場合、第0ラウンドにおいて〈ガガギギ〉は、怪音波といえるような鳴き声を発する。
〈ネズミ人〉をのぞいて、戦闘に参加している全てのキャラクターは【魔術ロール】を行うこと(目標値:4)。

判定に成功したなら、怪音波に耐えられたので何も起きない。
判定に失敗したなら、目眩を起こして戦闘に集中しづらくなる。
対象のキャラクターは、戦闘が終わるまでの間は【攻撃ロール】と【防御ロール】に-1の修正を受けてしまう。



***

ガガギギは地下という特殊な環境で長生きした結果巨大化した大ネズミの一種で、ネズミ人たちの神である。
その名前はネズミ人の鳴き声にしか聞こえないが、実際には「尊きもの」を意味する単語から来ている。
ガガギギの鳴き声はその巨大な肉体ゆえか、人間型種族の肉体に悪影響を及ぼす。
追加行動として放たれる「攻撃:怪音波」はネズミ人を除くすべての人間型種族に対して放たれて、対象の理性よりも大きな威力で成功した場合にはADを奪う。

ガガギギはネズミ人たちに大きな自信と使命感を与えるため、都市部では定期的な駆除の対象となることが多い。






【少数種族】

クリーチャー


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