ポロメイアは砂漠の小国家連合で、もともとは複数の小都市から成っていた。少なくとも0年には現在のポロメイアとなり、長い伝統をもつ王家が国を動かすようになった。国には白人種と褐色人種が混在しているが、彼らの間に差別やへだたりは存在しない。むしろ、宗教や出身地のほうが重要視される。200年代の前半にコビット村を自国に加えた。 大陸南東部を支配するが、その国土のほとんどは貧しい。南部にはわずかに恵まれた土地があるものの、ここは他の地域と砂漠で隔てられており、また土地の規模も大きくないため地産地消される。 貧しい国家であるため他国に狙われることは少ない。 夏季はどこよりも暑く、冬季はどこよりも寒い、貧しい土地の集まり。厳しい土地で生きるストイックなキャラクター向き。人々は常に砂漠と向き合う生き方をし、誇り高く人に優しい。経済的には貧しい。信心深い。
ポロメイアの人々は貧しいながらも工夫と地道な努力で生き延びる、驚異的な辛抱強さを持つ民である。彼らは丸々獣の原産地として知られる。 恵まれない土地で暮らす人々の生活は清貧そのものだが、教育の水準は高い。 余談だが、私の夫マイモロー(※)はポロメイアの南部にあるドログナント村の出身である。海が近く、景色の素晴らしい平和な村だ。機会があればぜひいちど立ち寄っていただきたい。 (※……この「都市と地方解説」は魔法使いであり歴史学者であるティーボグ・マイモローの執筆とされる)
ポロメイアの人々は人なつこく、「明るい砂漠の民」そのものである。彼らは旅人にも優しく、貧しいなかでも富を分け合って生きる民である。その一方で開けた世界のことを知らず、その視野は広くない。