古代に繁栄し、滅んだ最古の文明であるハングー帝国が存在した地域に存する都市。ハングー帝国は0年より前に滅亡、原始魔法に長けた帝国だったと言われている。原始魔法は現在よりも単純でパワフルな魔法だが、詳細は不明。 南国ゆえ都市は豊かな土壌のなかで独自に発展。また、領地には大量のノードを有するため、魔法の文化が発展。繁栄の歴史を築く。
大陸一有名な冒険者の街カラメールは、南部の熱帯地方にあって一年中気温が高い。賑やかな街で人口も多い。街の人々は濃い肌の色を持つことが多いが、大陸中央部や北部から移住してきた者も混じっている。怪物をハントする怪物狩猟者を目指す者、冒険者養成所を卒業後、大陸中央部に移住して本格的に冒険者を目指す者などがいる。
南部人種であるベトルー族が現在の主民族。バルレウス魔法学校をはじめとし、さまざまな魔法研究がさかん。その影響で魔法使いが非常に多い。また領土内に「ディラットの危険な地下迷宮」と呼ばれる巨大地下迷宮があったこと(現在は聖フランチェスコーナゴールが領有を争っている)、7月7日にある「迷宮探索競技」、百竜の森、中央大洞窟など、冒険者にとって魅力的な土地として有名。人々はやや無口だが無愛想ではなく、むしろ楽天的、また情熱的。 サラザール周辺の海域は岩礁が多く、港はあるが座礁の危険がある。また海に面した場所にも断崖が多く、港に適した場所はほんの少ししかないため、必要最低限の物資を補給する以上の目的で港が使われることはない。
カラメールには第1期前記まで、銅のウロコに覆われたクーバルという名の銅龍がいたと記録される。常に磨かれたように美しい赤銅色のうろこに包まれていたが、戦争のさなかに突然命を落としたと記録が残っている。