悪魔

悪魔はアランツァ世界の外側からやってきた存在です。
独自の階級制度を持ち、その世界にある人間の魂を集めることによって階級が上がります。
(アランツァ世界で魂を持っているのは「善の種族」「少数種族」のいずれかであり、かつアンデッドでない者に限られます。)
悪魔は外の世界にある彼らの神を崇拝していて、魂を捧げることで力を与えられるのだと考えられています(もっとも、彼らはその存在を神とは呼ばないかもしれません)。




悪魔の分類

悪魔を大別すると3つの種類に分けることができる。

〈ちり悪魔〉
この世界で具現化した身体をもつのに失敗した悪魔である。
そうなってしまう理由は召喚の失敗か、あるいはもともといた世界からやってきたさいにくぐる「門」を肉体が越えられなかったか、さまざまな原因が考えられる。

もとの彼らは〈下級悪魔〉、あるいは〈中級悪魔〉だったかも知れないが、それらの記憶はほとんど残っていない。
アランツァ世界にいる〈ちり悪魔〉は霧悪魔、灰悪魔、ほこり悪魔、雪悪魔の4種類が知られる。
肉体を得られなかったため、霧や灰のようなその場にあるものを身体にした結果である。
その身体は不安定で、ちょっとした拍子に崩れ去る。
だが、そのいっぽう、不定形であるがゆえの強みもある。
人の肉体を引き裂こうとするだけの低級な悪魔で、身体が不安定なためその力にすら乏しい。|;

具現化に成功した悪魔
特級、上級、中級、下級、階級なしと区分されている。
それぞれに個性はあるが、階級が低くなると似たりよったりで区別がつきづらくなる。
基本的に強い力を持っているが、単純に力が強いから階級が上なわけではない。
しかし、階級が上がるほど「魂を集める」ことに長けていき、より狡猾で人を騙す能力が高くなる。

召喚悪魔
これはもともとアランツァ外の世界にいた神が、強い力によって呼び出された存在である。
悪魔召喚術はアランツァ世界の魔法(奇跡、魔術、呪術など)とは別もので、その力の根源は分かっていない。
72柱の召喚悪魔が存在する(本書では割愛)。|






クリーチャー


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