ローグライクハーフ『クトゥウルウの聖なる邪神殿』(R7年12/30コミケ107にて刊行!)

クトゥルフ神話×ファンタジー!!!
大悪魔の企みを阻止するため、深海から
浮上した神殿へと足を踏み入れる!

【シナリオ紹介 by 杉本=ヨハネ(監修)】
中山将平著、「30分で遊ぶ1人用TPRG ローグライクハーフ」の最新サプリメント『クトゥウルウの聖なる邪神殿」が、この冬、あなたの正気をむしばみに参ります!

『クトゥウルウの聖なる邪神殿』はですね、舞台は共通世界であるアランツァにありながら、同時にとてもクトゥルフであるという、絶妙な立ち位置の作品なんです。
中山将平はクトゥルフにとても詳しくて、作品の中身もたいそうクトゥルフです☆
登場するキャラクターが持つ不穏さや不気味さ。
〈友好的なクリーチャー〉ですら、どこかおかしな雰囲気に冒されている。
クトゥルフの最も重要なファクターである「真実に迫るほど、損なわれていくものがある」という部分を、シンプルながらとても工夫されたルールで表現。
そんな風にクトゥルフ的でありながら、魚人的な種族である【末裔】が出てきたり、自治都市トーンに関連する「4匹の猫」が出てきたりと、ちゃんと共通世界アランツァでもある。
ファンタジーを楽しみながら、ホラー(クトゥルフ)も楽しめる作品です。
なにより、遊びやすい。

今回のサプリメントにも、d66シナリオだけでなく、サプリメントがついています。
今回の都市サプリメントは「末裔村 イシュ・ムス」。
これはアランツァの正式な地域名称ですが、都市ではありません。
そのため、「村サプリメント」というあだ名がついています。
魚人的な種族である【末裔】が暮らす村のひとつイシュ・ムスで入手可能な装備品などを、サプリメントとしてお届けします☆

さらに、この村についての情報を「アランツァワールドガイド」として、私杉本が「末裔村 イシュ・ムス」について書き下ろしました。
これはFT新聞では未配信のものです……いざ本を出すとなったときに「やっぱり書いておきたい」と思ったものですから。

このシナリオには【新職業】の代わりに【新種族】がついています。
その【種族】とはなんと……【末裔】!!
あまりにも順当すぎるチョイスです……もともと【末裔】という名称は、暗い海の底に棲まう旧き存在の子孫であることを、示しているのですから。
【末裔】の存在そのものが、クトゥルフ的なわけです。
この【末裔】、実はこの秋の新刊である『ヒーローズオブダークネス』にも、プレイアブルな【種族】として先に登場しています。
同じものを載せたのか、なんて心配が、よぎりましたでしょうか。
そんな心配はご無用です……本作品に掲載された【末裔】は、なんと4種のバリエーションに分かれています!
「ベースとなる魚に対応して、仕様が異なっている」のです。
具体的には【標準種】【ウツボ種】【ガー種】【カサゴ種】の4種類!
こちらは、紫隠ねこさんが中心となって、杉本と2人でバリアントを作成いたしました!

プレイ人数…1-2人
プレイ時間…20-40分
対象年齢… 10-99歳
GM…     不要
ジャンル… ホラー
ファンタジー
適正レベル…10-18
難易度…   Normal
形式…            シナリオ(d76)
世界…            共通世界(アランツァ)

【中山将平(著者)の一言では終わらない解説】
『クトゥウルウの聖なる邪神殿』
は、クトゥルフ神話×ファンタジーなジャンルの、「30分で遊ぶ1人用TRPGローグライクハーフ」シナリオ本です。
今回はクトゥルフ神話とファンタジーが両方大好きなイラストレーターである僕が、シナリオ作成と絵を担当しました。あまり積極的に発信してきませんでしたが、絵を描くことと同様に、ゲームを作ったり、シナリオを考えたりすることも大好きなんです。

ファンタジー世界でクトゥルフ神話の要素がある冒険を描くといっても、その描き方はきっと様々なのだろうと思っています。
その中で本作は、「邪神的な悪魔たち、神話生物的なクリーチャーたちと、思う存分戦うことができる」という描き方を選びました。
せっかくのファンタジークトゥルフ作品なので、現実世界をベースにした作品では手も足も出ないような存在と、武力を持って対峙できる物語にしたいという激しい心の声に突き動かされてしまったのです。

とはいえ、実際クトゥルフ神話の前提知識は全く必要ではなく、「クトゥルフ系作品に興味はあるけど、あまり触れたことはない」という方にもしっかりと楽しんでいただける冒険を目指して作成しています。
その意味でも、舞台はFT書房のファンタジー世界であるアランツァとしました。

主人公たちは、魚人の一種「末裔」の集落の代表から依頼を受け、大悪魔クトゥウルウの野望を打ち砕くべく、魚人たちの狂信者に立ち向かうことになります。
しかしそのために足を踏み入れる、海中から浮上した古代神殿には、様々な狂気と神話的生物たちが待ち受けているのでした……という物語です。

適正レベルが10~18と幅広く、作成したてのキャラクターでも、育てたキャラクターでも遊ぶことができる内容となっています。
文章面では、文字数を極力抑え、行間に想像が膨らむローグライクハーフの「良さ」を最大限輝かせられるように努めました。
クトゥルフ×ファンタジーな作風を表現するために、特別なルールも作成しましたが、いずれも実にシンプルで遊びやすいものにできたと自負しています。
「そういう冒険を待ち望んでいた!」という方に届くと幸いです。

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