ローグライクハーフ『廃城の秘宝』(R6年8/11発売)

動く植物達に支配された廃城を取り戻せ!
RLH「らしさ」が詰まったD66シナリオ!
奇跡の「王城マップモード」搭載!!

【シナリオ紹介 by 杉本=ヨハネ(著者)】
テーマは「遊びやすさ」。
シリーズで作品を出すときに難しいと思うのは、読者が作品を知る「タイミング」です。
「ローグライクハーフ」はおかげさまで7本の関連書籍を刊行しておりますが、その中で初心者にピッタリな作品というと、やはり最初に出した「黄昏の騎士」です。
「女王の肉」あたりはボリュームが多く、ルールを把握したうえで楽しむ方が余裕をもって遊べる作品だと思います。
いうなればこのような作品は、一連の作品を山に見立てるなら、中腹、あるいは頂上といった、ずっと上のほうにあるものと言えます。
でも、山の入口って、ひとつじゃなくてもいいですよね?
「ローグライクハーフ」を何度かプレイしたことがあっても、やさしい作品でのんびりと、ルールの復習をしながら遊びたい気分のときもあるでしょう。
あるいは、中級レベルのキャラクターが存在しないので、新たに一から冒険したいときも、あることでしょう。
「山の入口にあたる作品、遊びやすく楽しい作品を定期的に出す」という考えに基づいて作られたのが、今作「廃城の秘宝」です。

この作品の制作を開始する少し前に、冒険企画局さんから声をかけていただき、冒険TVに出演いたしました。
その際、久しぶりに1stシナリオである「黄昏の騎士」を一緒に遊んだのですが、やってみて「おぉ!?」と驚いたことがありました。
「黄昏の騎士」に登場するアイテムの効果が、思ったよりも大胆で、状況をひっくり返すパワーのあるものが多かったのです。
特に、「隠された部屋」で入手できる装備品。
手に入れた作品内でしか使えないだけあって、とても強力です。
そのときの衝撃を振り返って、「原点回帰をしよう」と決めました。
使い方が単純かつ、力強いデザイン。
私が提供したいゲームの、基本コンセプトです。これらの方向性を紫隠ねこさんと話し合って、パワフルでシンプルな装備品や、状況に大きな影響のある敵味方が入り混じった「ローグライクハーフ」のシナリオができあがったと思います☆

プレイ人数…1-2人
プレイ時間…20-40分
対象年齢… 10-99歳
GM…     不要
ジャンル… ファンタジー
適正レベル…10-12
難易度…   易しい
形式…            シナリオ(d66)
世界…            共通世界(アランツァ)

【イラストを描いた中山将平の一言では終わらない解説】
『廃城の秘宝』
はアランツァ世界の神聖都市、ロング・ナリクを拠点とするローグライクハーフのシナリオ本です。
主人公は20年前「動く植物達」に奪われた城を取り戻す冒険に挑むことになります。
次第に明かされていく過去の因縁と、タイトルに描かれる「秘宝」の正体
背景のしっかりした骨太な物語をあなたのキャラクターと共にお楽しみいただけます。
ファンタジーの冒険では定番といえる「廃城」が舞台のシナリオで、散りばめられたそれぞれの要素から「この世界がどのようなものであるか」感じられる良さがあります。

ゲーム性に関しては、1つ1つのイベントがシンプルでダイナミック
処理が簡単で短時間で遊べる一方、出来事ひとつの影響力が大きく、刺激に満ちた冒険となることは約束されていると思います。
はじめてローグライクハーフを遊ばれる方にも適していますが、個人的には新キャラクターで遊ぼうと考えられている「ローグライクハーフにある程度慣れた方」にもぜひお楽しみいただきたい作品です。

D66シナリオである表題作に加え、唯一神セルウェーを信仰する神聖都市ロング・ナリクについての都市サプリメント新職業【聖騎士】のデータアランツァワールドガイド「ロング・ナリク」も収録されています。
いずれもファンタジー世界アランツァでの冒険をより深く楽しんだいただける要素だと感じています。

イラストについては、僕が担当しました。
『巨大樹の迷宮』でご好評をいただいた「シナリオ本編の左右にある変化する飾りイラスト」はさらに強化しつつ今回も続投。
さらに今回は、自分でもどうやって作ったのか分からないのですが、「表紙絵と同様の地図イラストをそのままゲームの中で使っていただける【王城マップモード】」も搭載されています。
しかもこのイラストは冒険3回分、6ページぶち抜きでの掲載です。
このページの最後に掲載しておく2枚のイラストもぜひお楽しみいただけましたら。

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