ガルアーダの塔(ゲームブック)

塔の60階にいる悪魔を倒せ!
7人の仲間と共に!

【ストーリー解説 by 杉本=ヨハネ】
聖フランチェスコにある名門、聖オレニアックス剣術学校に通う幼少期のあなた。旅のエキスパートを育てるこの学校には、個性的な仲間がたくさんいた。学校一の人気者ヘイル、信仰心の深い聖女ベルナデッタ、錬金術師マグス……。彼らと共に勉学に励むなか、世界を脅かす悪魔ガルアーダがこの町に現れる。「制天の塔」と呼ばれる巨塔を占拠したガルアーダの圧倒的な力を前に、大人たちは為す術を持たなかった。
あれから15年。世界に影を落とす悪魔ガルアーダを倒すべく、再び招集されたあなたと、固い友情で結ばれた7人の仲間たち。天空を突き刺すようなその巨塔に、一歩一歩足を踏み入れる。

【著者杉本=ヨハネの一言では終わらない解説】
ガルアーダの塔古典的なゲームブックに近いものです。 3つの能力値と、金貨や食料、持ち物を冒険記録紙で管理して、サイコロ2個を使用して判定や戦闘を行います。 この作品に登場する能力値は、戦闘点、体力点、魅力点のみっつです 冒険の目的は、60階建ての塔の頂上にいる、悪魔ガルアーダの討伐。 あなたと同じ目的で派遣された7人の仲間とともに、最上階を目指します。 この作品の特徴は、塔の頂上をまっすぐに目指す疾走感と、敵との白熱した戦いです。 冒険のルートは1本道ですが、ひとつの事柄を攻略する方法はひとつではありません。 さまざまな工夫をしながら塔を登っていく冒険は、分かりやすさとともに好評を得ています。

 もうひとつの特徴は、ともに潜入する7人の仲間たち。 彼らはときに同行者として、ときに別行動をとりながら、協力し合っていきます。 しかし、塔内では、仲間であることは秘匿されなければなりません。 また、それぞれの仲間は同じ目的を抱いているものの、一枚岩ではありません。 塔を登るごとに、それぞれの抱える問題と苦しみがあらわになっていきます。 そんな彼らをつなぐのは、単純ながらまっすぐな心を持つ、あなたという剣士なのです。