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FT書房のファンタジー世界「アランツァ」ご紹介

危険と陰謀が渦巻き、不用心な者はたやすく命を落とす
ハードでソリッドなファンタジー世界「アランツァ」

「アランツァ」は、FT書房のファンタジーゲームブックやTRPG『ローグライクハーフ』の舞台。
旅人の詩に語られる怪物や、人間の理解を超える風習を持った異種族たちが息づく情緒ある世界。
「死んだキャラクターが復活しない」ソリッドな世界。
「とてつもなくいいこと」と「とてつもなく悪いこと」が公平に起こる、ハードな世界。
生と死、光と闇、希望と絶望が交錯するタフな世界。
怪物たちが人を狩ろうとうろつき、自分たちが怪物を狩るために準備する、容赦のない世界。
刹那に生きる人と、未来に希望を託す人がともに生きる、葛藤の世界。

「この世界がどんな場所か知りたい」という声を多数いただいております。
どんな種族が生き、どんな都市が栄え、どんな文化を作り上げているのか。
そして、なによりそこにどんな「冒険」が待っているのか。
このページではこのアランツァ世界についてご紹介します。

★【アランツァ世界の全体像】
このページの最初に掲載している画像は、アランツァの地図です。
この世界は平面で構成されている長方形の土地。
四辺は滝になっていて奈落につながっています。
(ただし、前述の地図が世界の全範囲をカバーしているわけではありません)
アランツァとはオレンジのことで、この世界がそう呼ばれるのは「世界がオレンジのような球体をしている」という間違った学説を唱えた学者がいたからです。
この世界は異次元にある霊的世界「エヴァシュネ」に住む神々によって作られたとされており、その影響を強く受けています。(特に有名な神は15柱存在します。)

★【ラドリド大陸】
地図上の一番大きな陸地は「ラドリド大陸」と呼ばれています。
この土地には様々な種族が混在し、それぞれ特有の文化を持つ多くの都市が築かれています。
歴史の中で最も冒険の舞台として描かれがちな時期(「第二期」と呼ばれます)において、どの勢力もこの大陸の覇権を握っていません。
規模の大小を問わず、集団同士の間での争いごとは頻繁に起こっています。
ラドリド大陸はいくつかの地域に分けられており、それぞれ気候や生物相等の特徴が異なります。

★【善の種族・悪の種族・少数種族】
この世界は人間や、それと同等の(あるいはそれ以上の)知性を持った種族であふれています。
中には「善」の種族・「悪」の種族と呼ばれるものがいる一方、多数の少数種族も存在します。
ここで代表的なものを挙げてみましょう。

『善の種族』(神話によれば、「善」の性質を持つ神々が創造したとされる種族です。)
・人間  …………一般的に最も多い善の種族。善にも悪にも陶酔しやすいとされています。
・エルフ ………植物を愛する温和な種族。森によく住んでいます。
・ドワーフ……筋肉質で、土を掘り金属を加工する技術に優れている種族。
・コビット……人間の半分ほどの身長で、よく食べ、よく笑い、平和を愛する種族。
・ノーム ………天才肌で飽き性、からくり(ある種の機械)を扱う能力に長けた種族。

『悪の種族』(神話によれば、「悪」の性質を持つ神々が創造したとされる種族です。)
・ゴブリン……肉体的な力には恵まれていないものの、技術力に長けた優秀な種族。
・オーク ………利己的で狂暴な種族。人間と同じくらい数が多いといわれています。
・魔犬獣 ………巨大な犬に似ている種族。高い知能を持ち、独自の言葉を話します。
・闇エルフ……外見的にはエルフと大差がないものの、闇神を信仰する危険な種族。
・トカゲ人……人間より大きく、ウロコに覆われた体を持つ屈強な種族。

『少数種族』(「善の種族」にも「悪の種族」にも分類されない種族です。)
・トロール ……優れた再生能力を持つ、妖精の仲間。かなりの巨体です。
・アリ人…………女王アリを長とする巨大な組織の駒として行動する種族。
・ネコ人…………猫に似た人型の種族。短絡的で主義主張などと縁がありません。
・鳥人 ……………背中に翼を持ち、飛行できる種族。善良な者も、そうでない者もいます。
・末裔 ……………陰気な魚人種族。残忍に見えることもありますが、狂暴ではありません。

★【冒険の拠点や舞台となる有名な都市】
アランツァでは様々な種族がときに共同生活をしつつ、都市を築き上げてきました。
歴史の中で最も冒険の舞台として描かれがちな時期(「第二期」と呼ばれます)に栄えている主な都市を厳選して6つだけ挙げてみましょう。(もしかしたら今後書き足すかもしれません)

■「冒険都市カラメール」
・概要………………熱帯地方にあり、「怪物狩猟」が有名な都市。
・街中の様子……人間など善の種族が多く暮らします。人口が多く、活気があります。
・名物………………怪物狩猟、迷宮探索競技。
・特徴的な職……怪物狩猟者。
・関係作品 ………ゲームブック「怪物狩猟」、「百竜の森」(100パラ集①収録)等。
・さらなる詳細情報はこちら(「冒険都市カラメール」:ローグライクハーフwiki)

■「混沌都市ゴーブ」
・概要………………謎多き怪物「混沌」に脅かされ、その影響を強く受けた退廃的な都市。
・街中の様子……人間など善の種族と、オークなど悪の種族が混在します。暗く疲れた世相です。
・名物………………ゴーレムパーツの移植、ゴーブの寄生虫。
・特徴的な職……乞食、奴隷、奴隷商人。
・関係作品 ………ゲームブック「混沌の迷宮」(2023年6月現在絶版)等。
・関連『ローグライクハーフ』シナリオ……「混沌迷宮の試練」(2023年6月現在公開終了)
・さらなる詳細情報はこちら(「混沌都市ゴーブ」:ローグライクハーフwiki)

■「水上都市聖フランチェスコ」
・概要………………黄金龍オレニアックスに守護される一大観光都市。宗教的な聖地でもあります。
・街中の様子……温和で明るい雰囲で、人間やエルフ、ドワーフたちが暮らしています。
・名物………………水運、、降天使祭(祝祭)、聖オレニアックス剣術学校(名門校)。
・特徴的な職……二信教(剣神と盾神への信仰)の司祭。
・関係作品 ………ゲームブック「ガルアーダの塔 第1巻」「水上都市の祭日」等。
・関連『ローグライクハーフ』シナリオ……「黄昏の騎士」(2023年6月現在公開中)
・さらなる詳細情報はこちら(「水上都市聖フランチェスコ」:ローグライクハーフwiki)

■「城塞都市ドラッツェン」
・概要………………聡明で残忍な「姫将軍」女王ジャルベッタに統治される軍事国家。
・街中の様子……山岳部に位置する多種族国家で、数多くの内乱を抱えています。
・名物………………ウォードレイク、ゴーレム兵器。
・特徴的な職……訓練された戦士、錬金術師。
・関係作品 ………ゲームブック「ゴブリン要塞を止めろ!」(100パラ集②収録)等。
・さらなる詳細情報はこちら(「城塞都市ドラッツェン」:ローグライクハーフwiki)

■「商業都市ナゴール」
・概要………………水運によって栄える商業の要所。高い造船技術を持つ、富と文化の交差点。
・街中の様子……平和的。人間やコビットのほか、外国人や異種族も多く見られます。
・名物………………海外貿易、アルコール・ドラッグ・スモークなどの嗜好品。
・特徴的な職……交易商人。
・関係作品 ………ゲームブック「かえる沼を抜けて」、「マティアス・ヴォルカンの奇妙な事件」(100パラ集④収録)等。
・さらなる詳細情報はこちら(「商業都市ナゴール」:ローグライクハーフwiki)

■「盗賊都市ネグラレーナ」
・概要………………裏切り、盗み、暴行、詐欺……あらゆる悪徳が繰り返される盗賊たちの港湾都市。
・街中の様子……治安が悪く、汚く、騒がしいですが、自由です。様々な種族を受け入れています。
・名物………………犯罪、トロールやオウガによる大型種族の軍部隊、怪物を扱う商売。
・特徴的な職……盗賊剣士。
・関係作品 ………ゲームブック「盗賊剣士」等。
・さらなる詳細情報はこちら(「盗賊都市ネグラレーナ」:ローグライクハーフwiki)

※更にアランツァの世界観にご興味の方は「ローグライクハーフwikiのアランツァご紹介」もぜひご覧ください。その他の有名都市や神々についてもご紹介があります。

★【どんな冒険が待っているのか?】
ファンタジー世界「アランツァ」でどんな冒険が待っているのか。
実際それは、プレイヤーであるあなた次第です!
僕たちの作る『ゲームブック』はプレイヤーの選択によって体験が変わるゲームなのですから。

それに、そもそもこの世界は「誰でも関われる世界を作りたい」という想いで構築されています。
現行作品では『ローグライクハーフ』で具体的に条件(利用規約)を示していますが、「アランツァの世界を利用して創作を行い、それを発表することができ、その人の実力と人気次第ではお金を稼ぐことができるというカタチを、作り上げていきたい。」というのがFT書房の姿勢です。

もちろん、想像を膨らませていただくために、これからも基本となる世界の様子をどんどん公開していこうと考えています。
もしこの世界をまず体験してみたいと考えられる方は、『ゲームブック』や『ローグライクハーフ』などの作品に触れてみていただけますと幸いです。

最後に、このページの最初の地図に僕たちのゲームブック作品の表紙を書き足したもの(それぞれの表紙の位置はその作品と関係が深い場所に配置されています)を載せておきますね。
この世界を、ぜひ共にお楽しみいただけましたら。


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文庫版の収録作品6作をそれぞれを分冊にしました。
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詳しい紹介はこちらをご覧ください。
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ゲームブック『クトゥルー短編集2暗黒詩篇
短編オリジナルクトゥルフホラーゲームブック集の第2巻。
とはいえ1巻とは独立していますので、この巻からでもお楽しみいただけます。
文庫版の収録作品6作をそれぞれを分冊にしました。(現在電子書籍としての公開は3作のみ)
サイコロ不要でキャラクターシートもない「電車の中でも遊べる」ゲームブックです。
詳しい紹介はこちらをご覧ください。(紹介4コマ漫画もありますよ。)
↓各電子書籍へのリンクはバナーをクリックしていただけましたら。

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イラストレーター中山将平が「勝手に」作った隠しコンテンツ

このページは、FT書房のヨモヤマ話を掲載しています!
このコンテンツにお越しいただきありがとうございます!
FT書房のイラストレーター中山将平です。
ここに見に来られたということは、あなたは「FT書房のコアなファン」の方か、「その素質を持たれた方」だとお見受けします。そんなスペシャルな方のために、スペシャルな内容のページを用意いたしました!是非お楽しみください!

ヨモヤマその①:杉本=ヨハネの秘密
 FT書房代表にしてゲームブック作家、杉本=ヨハネには知られざる秘密があります……!それをこっそりここで暴露してしまいたいと思います。(ヨハネさん、見つけても怒らないで)

秘密その1:とんでもなく猫が好き、そして蕎麦が大好き!!
そう、杉本=ヨハネといえば愛猫家。FT書房のファンタジーゲームブックで描かれる世界「アランツァ」には沢山の種類の猫人がいるのに、犬人は1種類だけ!そんなことからもその愛猫ぶりはうかがい知ることが出来ます。一方であまり知られていないのは蕎麦好きであること。杉本=ヨハネのお蕎麦についての話は小一時間なんてもんじゃないですよ!その情報量は、まさに衝撃です。FT新聞の読者投稿で蕎麦の話題なんて話しかけてはいけませんよ、絶対。

秘密その2:GMの達人!
杉本=ヨハネはTRPGにおけるGM(ゲームマスター)の達人です。学生時代から様々なシステムにおいてゲームマスターをしてきた長いキャリアを持っています。実はたまに自身でTRPGを作ることもあります。僕中山は、そのうち製品化することもあるんじゃないかと密かに思っています。ちなみに杉本=ヨハネがプレイヤーをするとかなりアグレッシブな動きをするので、キャラロストすることもしばしば……。

秘密その3:没頭しやすい!
「物事に没頭して極めてしまう」ところがある杉本=ヨハネ。そのため、好きなボードゲームやカードゲームがとても強いです。特に攻略本を書いたこともある「アグリコラ」「レース・フォー・ザ・ギャラクシー」は別格の実力です。伝統ゲームでも「テキサス・ホールデム・ポーカー」が得意で、2万人以上が参加する大会で50位以内に入ったこともあります。このパワーはゲームブックづくりやボードゲーム作りでも活かされているなぁと感じることがありますね。僕中山は杉本=ヨハネの攻略本を読んで杉本=ヨハネにゲームで勝つことを画策しています。

秘密その4:実はこのサイトに杉本=ヨハネの隠しページもある!
そう、そうなんですよ。それってどこか探していただくのはお手間ですよね。申し上げましょう。こちらです。

秘密その5:スノーマンの歌が好き
杉本=ヨハネはスノーマンの歌が好きで、歌いながら歩くこともあるそうです。
でも、それは暑いときで、寒い日や雪の日には絶対に歌わないとか。
理由はなんと…「杉本=ヨハネの隠しページ」にこっそり掲載!!
是非答えを想像されてからお確かめください。
ちなみにスノーマンの歌が好きな理由は家族の影響。
4人兄弟で末の妹と一番仲が良い杉本=ヨハネ。
その末の妹が、子供のころから大好きだったのが「スノーマン」の映画。
7歳離れた妹が
幼い頃、一緒に何度も観たため好きになったのだとか。
巡礼中に妹からメールが来る度、スノーマンの歌を歌っていたらしいです。

FT書房メンバーから愛される我らがリーダーの秘密!いかがだったでしょう。
もしかしたらこのお話、こっそりまた増やすかもしれません。
このページ、たまに覗きに来てください。

ヨモヤマその②:FT書房メンバーの一歩踏み込んだ話
FT書房のことをもっと知りたいと言って下さるあなた!ここではメンバーの意外な一面をご紹介します。

その① 清水龍之介:1か月に2回しか家から出ない。
その② 杉本=ヨハネ:携帯電話を9か月間無くしていたが、見つかった。
その③ 水波流:自動車免許の更新を1年忘れて、取り直した。
その④ 海底キメラ:大福餅のことをおまんじゅうと呼ぶ。理由は不明。
その⑤ 中山将平:反射神経系のゲームが弱い。ちょっとコンプレックス。
その⑥ 杉本=ヨハネ:パソコンを6台持つ。(全て使用中)Macが3台、XPが3台。
その⑦ 清水龍之介:3Dプリンターを持っている。
その⑧(今後更新予定地)
その⑨(今後更新予定地)
このコンテンツも少しずつ増やしていきますよ。

ヨモヤマその③:ペンディング作品と今後の展望
FT書房の作品には「出すよ〜」と言いながら、なかなか刊行されないものがいくつかあります。 ペンディング(宙ぶらりん)になってしまった作品はどれなのか、どうなっていくのか。 杉本=ヨハネから状況を教えてもらったので、そのときに来た返事をもとにここにこっそり書いちゃいます。 ハタから見るとペンディング(宙ぶらりん)になっているように見えても、実際には2種類に区分されます。 ひとつは、作家やイラストレーターの都合によって、出す時期を待っているもの。 もうひとつは、正真正銘の宙ぶらりん作品です。

時期待ちの作品

・昆虫都市
「昆虫都市」はHUGO HALLさんとFT書房がコラボして制作する予定の、ファンタジー作品。 ゴシックホラーの要素を含んだ、都市ものの冒険にしたいと考えております。 着々と押し進められているはずのこの作品ですが、「昆虫」という部分がネックになって、読み手にウケるか分からない=出しづらいという状況下にあります。 最近では、思いきって「昆虫」の部分を切り捨ててしまう必要がある(タイトルも変える)のがいいのじゃないかと杉本は思っている模様。 まあ、昆虫がメインじゃ売れませんよね。 2019年の8月から完全フリーでゲームブック執筆にいそしんでいる杉本は、この作品の完成を2020年代の目標に掲げているとのこと。 10年計画……。 書く気は満々とのことです。

・暁の潜入者
「暁の潜入者」はロア・スペイダーの著作。 戦争直前のふたつの国、その片方に所属する一流の暗殺者である主人公が、多くの死者を生む戦争を回避するために、敵の領主を暗殺する冒険。 構想は進んでいましたが、ロア・スペイダーが転職にともなう一身上の都合で(つまり、転職でめちゃくちゃ忙しくなってしまって)、余裕ができる時期を待っています。 ロアは2019年10月にゲームブック執筆の戦線に復帰。 短編を書きながら、この長編の構想を進めているとのこと。 完成まで、かなりの時間がかかる見込みです。

・ひとつの世界、ふたりの魔王
清水龍之介による「悪魔召喚シリーズ」の第3巻、三部作の完結編。 悪魔召喚シリーズは四部作の予定でしたが、「3巻でまとめられる」との清水の言葉を受けて、三部作へと変更になりました。 こちらも、現在では清水が執筆を再開、構想が進んでいます。 これは「最高の作品にしたい」と願う清水の気持ちから、執筆には「納得がいくまで」時間をかける約束を杉本と交わしているとのこと。 完成まで、かなりの時間がかかる見込みです。

ペンディング作品

・オーパーツ・ゲーム
杉本が「ミラー・ドール」の続編として考えていたこの作品ですが、構想の段階でストップしてしまったそうです。 理由は「オーパーツ」が、ファンタジーとの相性がよくないことが判明したから。 そもそもファンタジーには魔法の道具が登場するため、超常現象は簡単に起こせてしまいます。 そのなかでも「特別な魔法の品物」というコンセプトで煮詰めていくという方針を考えたものの、それ単体ではネタとしてまとまらないと判断しました。 なお、「オーパーツ・ゲーム」はペンディングとなりましたが、「特別な魔法の品物」というコンセプトは別の作品に使われます。 2019年9月からFT新聞の日曜ゲームブックで配信が開始された「少年は海を越えて」には魔宝という、特別な魔法の品物群が登場しますが、これは「オーパーツ・ゲーム」執筆のために温めたアイディアがもとになっています。

・天空都市ジョルク
子どものころに観た「天空の城ラピュタ」が好きな杉本は、天空都市というモチーフが大好物です。 天に向かう使命と、その行き方を模索する旅。 しかし、構想を練ってみて、意外に「天空都市」そのものを描いても、それほど意味がないということに気づいたそうです。 たとえを出します。 フランスにモンサンミッシェルという城があって、水場にたたずむ姿がとても美しいのですが、この城に入城してあたりを見渡すと、特におもしろい景色は見られないそうです。 天空都市も天空の城も、実際に作ってみると、地上にある城とそれほど内容が変わらないということに気づいた杉本は、この作品をペンディングすることに決めました。

・吟遊詩人のうた/ヘカテーの館/大魔導城のとりこ
「吟遊詩人のうた」は100パラグラフ・ゲームブック ・シリーズ(100パラシリーズ)のひとつ。 「ミラー・ドール」に登場した、ドールが主人公の冒険。 ドール三部作(「ミラー・ドール」「混沌の迷宮」「殉教者の試練」)の後日譚という位置づけで考えられていましたが、三部作の続編となると、ついて来られた読者の数が減り、売れ行きがあやしいこと、100パラシリーズは売りづらい(表紙や印刷代など、単価が高くなる)などの理由から、ペンディングとなりました。 「ヘカテーの館」「大魔導城のとりこ」も同様。

・廃城の秘宝
「闇の森を抜けて」「水上都市の祭日」に続く、異国魔法シリーズの第3弾として考えられていた作品。 この三部作はもともと、各巻が「関連性の薄い、別々に遊べる独立したもの」として考えられていました。 第一部「闇の森を抜けて」の作者(杉本=ヨハネ)と第二部「水上都市の祭日」の作者(ロア・スペイダー)が異なるのも、独立した作品なためです。 ですが、作品を書いてみた結果、「闇の森を抜けて」の作者である杉本=ヨハネも、「水上都市の祭日」の作者であるロア・スペイダーも「廃城の秘宝」で使うネタがほぼなくなってしまい、ペンディングの運びとなりました。 とはいえ、イラストレーターさんから構想イラストをいくつか受け取っているため、その人のためにも続きを書きたいという気持ちはあります。 数年後にネタが貯まったときには、再開したいですねと言っていました。

FT書房会社情報

店舗名 FT書房(古物営業許可番号 611220730010号)
販売業者名 FT書房
販売責任者名 杉本晃
所在地 〒573-0022大阪府枚方市宮之阪3丁目14番地35
電話番号 075-432-3768
メールアドレス sugimotojohn@hotmail.com
営業時間・定休日 年中無休、ただしお盆と正月の前後は配送にやや遅れが生じることがあります。
不良品の取扱い 落丁、乱丁などは、当社(FT書房)の製品におきましてはお取替えさせていただいております。 商品到着後、7日以内可能。 商品到着時に必ず商品をご確認ください。下記商品は、無料で交換させていただきますので、上記住所あてにご返送下さい。・申し込まれた商品と届いた商品が異なっている場合・損傷している、汚れている商品
個人情報の取扱い 個人情報保護法に基づきまして、厳重に管理させていただきます。 お客様から承りました大切な個人情報は、裁判所・警察署等の公共機関からの要請、及び発送業務や決済の認証等のお取引を完結する為の行為を除き、お客様の許可無く第三者に提供する事はございません。